埼玉県内でツキノワグマの目撃件数は、2023年度に144件で過去最多となっていますが、2025年はそれを超えるペース。埼玉県には熊のイメージはあまりありませんが、実は冬眠明けから7月までの間だけでも例年10頭以上が駆除されています。2025年10月の目撃例は36件、そのうち29件は住宅地周辺という驚愕の事実も。
埼玉県には推定150~170頭のツキノワグマが生息
生息分布が山間部から平野に近づいていることもあって、秩父ミューズパーク、飯能市街など散策やハイキング時の遭遇の危険度も年々高まっています。
気候の変動が熊の生態系に及ぼす影響もあるとみられ、今後も目撃件数は高止まり、あるいは増加傾向が続くと想像されています。
熊の目撃例のある市町村は、秩父市を筆頭に、飯能市、横瀬町、小鹿野町1、皆野町、寄居町、東秩父村、本庄市、長瀞町。
秩父、奥武蔵の丘陵がツキノワグマの塒(ねぐら)になっていることがよくわかります。
埼玉県ではハイキングなどでも単独行動を避けるように呼びかけています(秩父市ではハイキングコース内に「クマ出没注意」の看板を設置)。
埼玉県ホームページでは「埼玉県ツキノワグマ出没マップ」を随時更新し、最新情報を提供しています。
ちなみに2020年の調査では、埼玉県内に推定150~170頭のツキノワグマが生息しているとのこと。
| 埼玉県の熊出没情報は、「埼玉県ツキノワグマ出没マップ」でチェックを! | |
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