三条駅(三条京阪)のリニューアルプロジェクト、本格始動!

京阪ホールディングス(本社・大阪市中央区)は、計画中の三条駅周辺の再開発に関し、2025年6月30日(月)付で、京都市に都市再生特別地区の都市計画提案書を提出、本格的に始動しました。京・三条大橋は、東海道の西の起点。その三条大橋東詰にあるのが三条駅で、まさに「東山の玄関口」となっています。

鴨川に臨む景観にマッチした素敵な外観に注目!

京阪本線の終点かつ鴨東線の起点となるのが三条駅。
京のターミナル駅であることから京都三条駅と呼ばれていた時代もあります。
地元では「三条京阪」の名で通称されています。

実際の乗降者数では、四条河原町、祇園四条駅に負けていますが、東海道の起点に位置する京阪のシンボル的存在には変わりありません。

歴史的には、大正元年8月15日、京津電気軌道(現・京津線)の三条大橋駅が開業したのが始まり。
大正4年10月27日には京阪電気鉄道の三条駅も開業しています。

三条駅周辺地域は、2024年12月、都市再生緊急整備地域に指定され、にぎわいと活力あふれる拠点の形成を目標とする地域整備方針が定められています。
この地域整備方針に沿って京阪ホールディングスがブラッシュアップしたのが、今回の三条駅周辺プロジェクト(都市計画提案書)。

東海道の西の起点としての歴史・文化を継承し、駅・まち一体の「えきから始まるまちづくり」を進めることで、京都「東山の玄関口」としての拠点性の向上を図り、新たな観光・交流拠点を創出するとしています。

計画では駅施設だけでなく、商業施設やホテルも建設され、まさに「地域のランドマークとなるような良好な都市景観を形成」(京阪ホールディングス)。

計画では、施設3階西側には、鴨川の風や音を感じながら、京都の自然や歴史・文化的な景観を一望できる展望テラスを整備。
敷地西側の駅前広場は、植栽やベンチを配置し、緑陰が感じられる滞在空間を計画しています。

ホテルも鴨川と東山を眺める一等地ということで人気が出ることは確実で、インバウンド需要も見込めます。
混雑する三条・祇園界隈でホッとする空間となれば、旅行者にとっても利用価値大。

三条駅(三条京阪)のリニューアルプロジェクト、本格始動!
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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