山陽新幹線にある「お子様向け運転台」とは!?

山陽新幹線「お子様向け運転台」

山陽新幹線で新大阪駅~博多駅間を走る500系「こだま号」。8両編成のうち新大阪寄り8号車(博多方面への最後尾)は、自由席ですが新大阪側には出入口はなく、500系新幹線の運転台をアレンジした「お子様向け運転台」が設置されています。本物の新幹線の内部にあるシュミレーターは臨場感も別格です。

1日1往復は「ハローキティ新幹線」で運用

山陽新幹線「お子様向け運転台」

本物の500系の運転台の写真が前面に貼られたシュミレーターを実際に運転してみると、マスコン(マスターコントローラー)を倒せばそれに対応して速度計が回り、運転士が間違った運転操作をすると列車にブレーキをかけて信号の手前までに停止させるというATS(自動列車停止装置)のランプが点灯と、なかなか本格的。
座席が広いのは、幼稚園~小学生低学年程度が対象で保護者同伴での利用を想定しているからです。

実車の予備部品で作られているため、ハンドルやメーターなどは本物。
スペース的にも座席2列を外して作っているので(先頭と最後尾部分にドアはありません)、かなり広々としています。
臨場感にこだわるなら、新大阪に向けての先頭車両となった際に乗車するのがおすすめですが、8号車の乗客の視線を浴びることになります。
始発の博多駅からなら、8号車の先頭座席を確保すれば、空いてさえいれば好きなときに「お子様向け運転台」を専有できることになります。

500系「こだま号」は指定席車両の4号車〜6号車の座席は2列+2列配列で、自由席(2列+3列)よりもゆったりした設計。
長距離を旅する際には6号車を予約し、8号車に遠征するのもいいでしょう。

しかも1日1往復は、「ハローキティと旅しよう」という「ハローキティ新幹線」。
自由席車両の1号車(展示スペース「HELLO!PLAZA」)と2号車(普通車自由席「KAWAII!ROOM」)は、ハローキティ満載ですが、ちゃんと8号車には「お子様向け運転台」が設備されています(ハローキティ仕様ではありません)。

山陽新幹線「お子様向け運転台」
山陽新幹線でのみ運用される500系「こだま号」
山陽新幹線にある「お子様向け運転台」とは!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
ハローキティ新幹線

山陽新幹線で人気の「ハローキティ新幹線」

「ハローキティといっしょに旅しよう」がキャッチフレーズの新幹線が、山陽新幹線の「ハローキティ新幹線」。新大阪駅〜博多駅に走る500系「こだま」にハローキティ仕様にしたもので、外装はリボンをモチーフに、カラーリングも新幹線としては珍しいピンク

500系新幹線

「ハローキティ新幹線」の新幹線500系、2027年に引退

JR西日本の「ハローキティ新幹線」などで運用されている新幹線500系が、2027年をめどに役目を終え引退することが発表されています。1997年3月22日「のぞみ」としてデビュー、2008年以降は「こだま」として使用されてきましたが、車体が老

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ