2023年2月4日(土)〜4月30日(日)、鹿児島市の仙巌園で『薩摩のひなまつり』を開催。梅の開花が始まるころ仙巌園ではカンヒザクラも開花し始め、春の足音が刻々と近づいて来ます。春の訪れとともに仙巌園・尚古集成館では、恒例の『薩摩のひなまつり』が始まり、尚古集成館では、島津家伝来の「人形と雛道具」が展示されます。
大名家ならではの有職雛と雛道具類は必見!
『薩摩のひなまつり』に展示される雛人形は、御所人形(ごしょにんぎょう)や有職故実(ゆうそくこじつ)に従い公家の装束を正しく考証した有職雛(ゆうそくびな=実際の公家の装束を忠実に写したもので、公家や大名家で好んで飾られました)で、島津家が京などを訪問した折りの答礼に賜ったものと推測できます。
雛道具は、5代将軍・徳川綱吉(とくがわつなよし)の養女・竹姫が島津家22代・島津継豊(しまづつぐとよ)に嫁入りした際に持参したと伝わるもの(99種407点)。
七宝繋(しっぽうつなぎ)平蒔絵(ひらまきえ)の精巧な雛道具には、ひとつひとつに徳川家の三ツ葉葵紋と島津家の牡丹紋とが描かれています。
いずれも精細な仕上がりで気品高く、大名婚礼調度のほとんどを含む、大揃いの雛道具です。
大名家の雛道具類は婚礼調度の雛形として細かいところまで本物そっくりに造られているのが特徴。
じっくりと鑑賞を。
仙巌園『薩摩のひなまつり』|鹿児島市 | |
開催日 | 2023年2月4日(土)〜4月30日(日) |
所在地 | 鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1 |
場所 | 仙巌園 |
関連HP | 仙巌園公式ホームページ |
電車・バスで | JR鹿児島中央駅から鹿児島交通の霧島行きバスで15分、仙巌園前下車すぐ |
ドライブで | 九州自動車道鹿児島北ICから約8.7km |
駐車場 | 500台/有料 |
問い合わせ | 仙巌園 TEL:099-247-1551/FAX:099-247-5072 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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