駅伝の解説でお馴染みの瀬古利彦さん。現在はDeNAランニングクラブ総監督として活躍しています。その瀬古さんが故郷・桑名市のスポーツ親善大使に就任しました。
東京では僕のことを四日市出身だと思っている人が多いんです
2016年7月8日、東京・日本橋の三重テラスで行なわれた任命式では、伊藤徳宇(いとうなるたか)桑名市長から任命のプレートを手渡されました。
実は、おふたりとも早稲田のOB。しかし、年齢は7月15日で還暦を迎える瀬古さんに対して、伊藤徳宇市長は弱冠39歳の若手。
「高校が四日市工業だったので、東京では僕のことを四日市出身だと思っている人が多いんです。ですが、僕は桑名市の友村出身。桑名の田舎の出なんです」と瀬古さんは苦笑い。
しかも瀬古さん、四日市市の観光大使でもあるのです。
中学時代に、力試しで走ったら優勝。そうして陸上に転身
「桑名市立明正中学校では野球部だったんですが、陸上から誘われて、力試しで市の大会で、優勝。試しに県の大会に出ても優勝。いずれにしても田舎町にに生まれたのが原点。はまぐりを食べながら元気いっぱいの子供に育ったんです」と。桑名での少年時代を回顧。
さらに、
「桑名には恩があると思ってました。四日市の観光大使をしているので、故郷の桑名市ではスポーツ大使として恩返ししたい」
と故郷・桑名への熱い思いを語ってくれました。
そんな瀬古さんに対し、伊藤市長も、
「瀬古さんは、桑名出身のもっとも有名な人物。瀬古さんの発信力に大いに期待します」とエールを送ります。
桑名市に対して瀬古さんは、
「いろいろなイベントに呼んでもらい、発信したい」と語り、「まずは桑名シティマラソンの復活を」と注文をつけています。
リオオリンピックでの日本陸上陣の活躍については、
「男子マラソンは厳しい。女子は田中選手に期待したい」と、こちらはかなり現実的な予測。
「記録会で9.9という記録を出すのではなく、大きな大会で記録を出すことが大切」と若いホープに注文をつけています。
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag