瀬戸内海汽船(本社・広島県広島市)は2025年6月11日(水)で80周年。広島港〜呉港〜松山観光港(広島・呉-松山航路)は、現在「スーパージェット」で1時間20分で結ばれています。それに代わって、来春、新造高速船「リニアジェット」(仮称)を導入。80周年記念事業の一環として、船名を一般公募しています。
ドイツ・フォイト社の「フォイト・リニアジェット」採用

広島港〜呉港〜松山観光港はフェリーと「スーパージェット」の2本立て。
「スーパージェット」は、東京大学、日立造船、瀬戸内クラフトが共同開発したハイブリッド船型の双胴水中翼船で、日立造船神奈川工場(当時)で建造。
それ以前の船は水中翼船PT5でしたから、水中翼船、翼付双胴高速船スーパージェット30、そして「リニアジェット」と高速化が図られてきたことに。
水中翼船は日本では日立造船がライセンス建造しており、水面貫通翼型水中翼船PTシリーズの後継船として開発したのがスーパージェットでした。
新造高速船の「リニアジェット」は、ドイツ・フォイト社(Voith)の「フォイト・リニアジェット」(VLJ)を採用、瀬戸内クラフト社(尾道市)で造船するもので、高速航行と燃費性能の良さが両立した環境性能に優れた船とPRされています。
就航時期は2026年4月を予定。
新造高速船「リニアジェット」(仮称)概要
- 就航時期:2026年4月(予定)
- 高速船概要
旅客定員:約100名
総トン数:約120トン
船体全長:31.5m/全幅7.0m/深さ2.6m
推進器:フォイト・リニアジェット(独)
エンジン:MTU(独) - 船内設備:インフォメーション・運航情報モニタ ・フリーWi-Fi
・多目的トイレ・モバイル用電源など - デザイン:株式会社GKデザイン総研広島(広島市)
- 建造:瀬戸内クラフト株式会社(尾道市)
造高速船「リニアジェット(仮称)」船名公募
募集期間:2025年7月15日(火)~8月15日(金)
結果発表:9月上旬(予定)
採用特典:旅行商品券3万円分、記念品の贈呈、就航式へ招待
メール送信要項:件名を「新造船船名応募」とし、①名前、②フリガナ、③連絡先(電話番号)、④新造船・船名、⑤船名にかけた思いなど(自由記載)を記入し、送信
新造船船名応募・専用メールアドレス:newjet@setonaikaikisen.co.jp
広島・呉-松山航路に高速船「リニアジェット」導入! | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |