飛行機&鉄道で遠出するなら、金券ショップで『株主優待割引券』購入も手!

金券ショップで販売されるJR各社とJAL、ANAの株主優待割引券。期限が近づくにつれ販売価格も下がる傾向にあり、実は5月、6月期限の5月〜6月が最安値の時期。JR九州、JR西日本、ANAとJALの国内線が5割引き、JR東日本が4割引きとなっています。販売額も割引率に応じてJR東日本は少し安くなっています。

「夏休みの北海道旅行」なら『株主優待割引券』が有効

金券ショップに行くのが面倒な場合、近くに金券ショップがないという人は、ネット販売、郵送可能なショップもあるので、わざわざ出向く必要はありません。

JR東日本の『株主優待割引券』(1枚で運賃料金が4割引)の場合、5月なら1枚3400円が相場。
JR西日本の『株主優待割引券』(1枚で運賃料金が4割引)は少し高く、1枚5200円くらいです。

注意したいのは、JRなら、その会社の営業路線内の普通片道乗車券と特急券、急行券、グリーン券および座席指定券のどちらかにのみ対応するということ。
JR東日本、JR西日本の『株主優待割引券』で東海道新幹線には使うことはできません。

運賃に適用するなら、東京駅〜新青森駅(1万340円)などで、仮に新青森駅まで新幹線で移動するなら、JR東日本の『株主優待割引券』で、1万340円×0.6で6204円に。
これに金券ショップで購入の3400円が足されるので6204円+3400円で9604円となり、736円得する計算に。
ただし、東京駅〜新青森駅は往復とも同一路線なら往復割引(片道601km以上の区間)が適用され、往路・帰路の運賃がそれぞれ1割引となるので、往復割引のほうが手間なくお得という結果に。

では、この『株主優待割引券』をどういう人が購入しているのかといえば、まずは「一筆書ききっぷを使う旅上手」です。例えば往路は東京〜新青森でも帰りに日本海側を秋田、新潟などを回り、新潟から上越新幹線でという場合なら、東京〜新青森〜秋田〜新潟(〜大宮)という乗車券を購入すれば、割引率もグンとアップすることになるのです。

実は『株主優待割引券』の魅力は、ANA、JALの飛行機の方が大きく、そのため売り切れの金券ショップも数多いことになります。
ANAの株主優待券はプレミアムクラスでも利用可能で、近距離の場合でもプレミアムクラスに使えばかなりお得に。
狙い目は、夏休みの長旅で、沖縄、北海道などに利用。
東京〜釧路、中標津、稚内など、「海外旅行よりも航空運賃が高い」と感じるような路線には、この『株主優待割引券』の活用がおすすめです。
カップル、ファミリーなら、浮く額もかなり大きくなります。
しかも「ANAバリュー」「ANAスーパーバリュー」といった早割チケットには変更などに関しての制限がありますが、株主優待割引運賃での購入には制限はなく、変更も可能です(スケジュールが確定する前に予約して後から変更もOK)。

しかも通常料金は、お盆休み期間などは高く設定されていますが、株主優待料金はさほど変わらないというメリットもあり、「夏休みの北海道旅行」には強い味方となってくれるのです。

ANAは、2026年5月19日以降、株主優待を利用する場合には、「株主優待番号および登録用パスワードの登録が必要」となっていて、搭乗前にANAに登録が必要です(通常は株主優待番号が記載された案内書が添付されています)。

飛行機&鉄道で遠出するなら、金券ショップで『株主優待割引券』購入も手!
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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