三重県三大古墳とは!?

三重県三大古墳

三重県は畿内に近いということもあり、墳丘長188mという東海・北陸地方最大の御墓山古墳(みはかやまこふん)があり、さらに同じ伊賀地方の馬塚古墳 、石山古墳の3ヶ所が三重県三大古墳。ヤマト王権との密接な関係がうかがい知れる巨大な前方後円墳です。

御墓山古墳

所在地:三重県伊賀市佐那具町
墳丘長:188m(文化庁は190mと計測)/東海・北陸地方では最大
築造の年代:5世紀頃(古墳時代中期)
史跡指定:国の史跡
被葬者:伊賀地域を代表する首長、伊賀国一之宮の敢國神社の祭神である大彦命(おおひこのみこと)の墓とも

御墓山古墳

御墓山古墳

三重県伊賀市にある5世紀頃(古墳時代中期)築造と推測される前方後円墳が御墓山古墳(みはかやまこふん)。墳丘長188mは、三重県一はもちろん、東海・北陸地方では最大の規模を誇っています。仁徳天皇陵(大山古墳)、応神天皇陵(誉田山古墳)と同時期

馬塚古墳 

所在地:三重県名張市美旗町中1
墳丘長:142m
築造の年代5世紀後半(古墳時代中期)
史跡指定国の史跡
被葬者ヤマト王権と密接な関係を有する伊賀の首長

馬塚古墳

馬塚古墳

三重県名張市の東部、名張川支流・小波田川上流右岸に広がる標高200mの台地上に点在する美旗古墳群(みはたこふんぐん)のなかで、最大の前方後円墳が馬塚古墳。墳丘長142mは、三重県では御墓山古墳(上野市)に次ぐ規模。東海地方でも4位という巨大

石山古墳

所在地:三重県伊賀市才良
墳丘長:120m
築造の年代:4世紀後半(古墳時代前期)
史跡指定:なし
被葬者:政治的、軍事的役割を有した首長

三重県三大古墳とは!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
東海・北陸の古墳 ベスト5

東海・北陸の古墳 ベスト5

ヤマト王権(畿内)に近い立地だった東海地区。そして独自の文化が花開いたと推測できる北陸。ヤマト王権と関わりの深い大首長が築いた前方後円墳がどこにあるのかを知ることは、古代、その地域の中心がどこだったかを知ることにも繋がります。律令時代に国府

愛知三大古墳とは!?

愛知三大古墳とは!?

愛知県は、ヤマト王権との密接な関係、そして古代に尾張国を支配し、全国の国造家の中でも屈指の勢力を誇った尾張国造(おわりのくにのみやつこ)が治めた地。断夫山古墳(名古屋市熱田区)、青塚古墳(犬山市)、そして白鳥塚古墳(名古屋市守山区)が愛知三

静岡県三大古墳とは!?

静岡県三大古墳とは!?

静岡県には巨大古墳のイメージがありませんが、実は静岡市街の真ん中に、県下最大の谷津山古墳があり、墳丘長は110m。現存する2位、3位の古墳である磐田市の銚子塚古墳、松林山古墳からは卑弥呼(ひみこ)の鏡と呼ばれる三角縁神獣鏡(さんかくえんしん

奈良県三大古墳

奈良県三大古墳とは!?

古代にヤマト王権があったことから、古墳の多い奈良県には大王墓と目される古墳が多数あります。そのうち橿原市の丸山古墳(墳丘長318m/全国6位)、天理市の渋谷向山古墳(300m/全国8位)、桜井市の箸墓古墳(はしはかこふん、280m/全国11

兵庫県三大古墳

兵庫県三大古墳とは!?

古代の明石国、丹波国(後に丹波、丹後に分割)、針間国(播磨国)に築かれた巨大な前方後円墳が、神戸市垂水区の五色塚古墳(墳丘長194m)、丹波篠山市の雲部車塚古墳(推定墳丘長158m)、姫路市の壇場山古墳で、ヤマト王権と密接な関係のあった首長

大阪府三大古墳は、日本三大古墳!

大阪府三大古墳は、日本三大古墳!

堺市の大仙陵古墳(仁徳天皇陵/墳丘長486m)、羽曳野市の誉田御廟山古墳(応神天皇陵/425m)、堺市の上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵/365m)が大阪府三大古墳ですが、実は、国内の古墳のTOP3で、日本三大古墳でもあるということに。大仙

岡山県三大古墳とは!?

岡山県三大古墳とは!?

吉備王国とも呼ばれ、繁栄した古代の岡山県。近畿以外では最大の古墳で、立ち入り出来る古墳では日本で最大の造山古墳(岡山市、墳丘長350m/全国4位)を筆頭に、作山古墳(総社市、286m/全国10位)、両宮山古墳(赤磐市、206m/国内34位)

京都府三大古墳

京都府三大古墳とは!?

ヤマト王権にも近い京都ですが、日本海側には日本海の大交流を背景に「丹後王国」と呼ばれるような繁栄がありました。京丹後市の網野銚子山古墳(198m)、神明山古墳(190m)、そして奈良への入口に位置する城陽市の久津川車塚古墳(180m)が京都

滋賀県三大古墳とは!?

滋賀県三大古墳とは!?

ヤマト王権に近く、琵琶湖の水運を利用できた滋賀県ですが、古墳数は全国28位とさほど多くはなく、近江八幡市の瓢箪山古墳(墳丘長162m)、彦根市の荒神山古墳(124m)、大津市の茶臼山古墳(122m)が、滋賀県三大古墳。琵琶湖の舟運を掌握した

和歌山県の三大古墳

和歌山県の三大古墳とは!?

和歌山県都の和歌山市は、古代に紀の川の河口が瀬戸内海や大陸との交易の拠点となり、5世紀にはヤマト王権の外港ともなった場所。県下最大の古墳は墳丘長88mの天王塚古墳で、以下86mの、大日山35号墳と続きます。3つの古墳は国の特別史跡の岩橋千塚

岐阜県三大古墳とは!?

岐阜県三大古墳とは!?

岐阜県最大の古墳は、大垣市の昼飯大塚古墳で、墳丘長150m、畿内の大王墓に準ずる大首長墓です。さらに各務原市の坊の塚古墳(120m)、岐阜市の琴塚古墳(115m)と続き、4世紀〜5世紀に100mを超える巨大な前方後円墳が美濃に築かれていたこ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ