愛宕山古墳

行田市の埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)にある全長53mという小型の前方後円墳が愛宕山古墳。埼玉古墳群の中央駐車場の東に隣接しますが、墳頂に上ることはできません。埼玉古墳群の前方後円墳としては最小の古墳ですが、周辺の大型前方後円墳と同じく二重の濠に囲まれています。

発掘調査では数々の埴輪が出土

かつて墳丘の上に火伏せの愛宕神社(あたごじんじゃ)が祀られていたことが、その名の由来です。
発掘調査から冑をかぶった武人などの人物埴輪、大刀、盾、蓋(きぬがさ=貴人の用いた傘)などの器財埴輪(きざいはにわ)、馬形埴輪や円筒埴輪(えんとうはにわ)が出土しています。

円筒埴輪も高さ40cmと、大型の前方後円墳に配されたものより小型で、出土品などから二子山古墳に近い時期の、6世紀前半に築造されたと推測されています。

 

愛宕山古墳
名称 愛宕山古墳/あたごやまこふん
Atagoyama Burial Mound
所在地 埼玉県行田市埼玉
関連HP 行田市公式ホームページ
埼玉県立さきたま史跡の博物館公式ホームページ
電車・バスで JR吹上駅から朝日バス佐間経由行田車庫行きで15分、産業道路下車、徒歩15分。JR北鴻巣駅からさきたま緑道を徒歩1時間
ドライブで 東北自動車道羽生ICから約14km
駐車場 さきたま古墳公園駐車場(295台/無料)
問い合わせ 行田市観光協会 TEL:048-556-1111/FAX:048-553-5063
埼玉県立さきたま史跡の博物館 TEL:048-559-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
埼玉古墳群(さきたま古墳公園)

埼玉古墳群(さきたま古墳公園)

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