奥の山古墳

行田市の埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)にある全長66mの前方後円墳で、同じ渡柳地区にある戸場口山古墳(とばくちやまこふん/現存せず)、中の山古墳のなかで奥まった最北にあるのが名の由来です。周囲に台形の二重周濠を有しており、昭和43年に内濠の発掘調査が行なわれ、出土した埴輪から6世紀中頃の築造と推定されています。

葬送儀礼に用いた装飾付須恵器が出土

埼玉古墳群の中では2番目に小さい前方後円墳ですが、装飾付須恵器(子持壺)が出土したことから、実力を有した被葬者が埋葬されていたことがわかります。
装飾付須恵器は、古墳時代後期(6世紀頃)に古墳における葬送儀礼に用いるために製作されたもの。

埼玉古墳群は、中央のヤマト王権と連携し、関東地方においては覇権を有した豪族だったことの証となっています。

平19年度〜21年度に発掘調査が行なわれ、これまで70mとされていた全長が4m短くなって66mになり、埼玉古墳群では唯一、一重で盾形(たてがた)の周濠といわれていたことも、台形の二重周濠に訂正されました。

古墳保存のため、墳頂に上ることはできませんが、西側の武蔵水路から古墳に向けてまっすくに伸びる「さきたま緑道」からもしっかり視認することができます。

奥の山古墳 DATA

名称 奥の山古墳/おくのやまこふん
Okunoyama Burial Mound
所在地 埼玉県行田市渡柳
関連HP 行田市ホームページ
埼玉県立さきたま史跡の博物館
電車・バスで JR吹上駅から朝日バス佐間経由行田車庫行きで15分、産業道路下車、徒歩15分。JR北鴻巣駅からさきたま緑道を徒歩1時間
ドライブで 東北自動車道羽生ICから約14km
駐車場 295台(さきたま古墳公園駐車場)/無料
問い合わせ 行田市観光協会TEL:048-556-1111/FAX:048-553-5063
埼玉県立さきたま史跡の博物館TEL:048-559-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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