中の山古墳

行田市にある埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)にある古墳の一基で、古墳群でもっとも南に位置しているのが中の山古墳。西側に奥の山古墳(前方後円墳)が並び、東に方墳(ほうふん=四角形の古墳)であるの戸場口山古墳(とばぐちやまこふん)があり、その真ん中に位置する山というのが名の由来です。残念ながら戸場口山古墳は失われています。

埼玉古墳群最後の前方後円墳

全長79mの中の山古墳は、6世紀末~7世紀初頭の築造と、埼玉古墳群最後の前方後円墳です。

墳丘は、前方部の往時のすがたをよくとどめていますが、後円部はかつて畑となっていたため、細長く変形しています。
後円部の頂上には掘り返されたとみられる凹みがありますが、かつて盗掘により石棺(せっかん)や埋蔵品が持ち出された跡だと類推できます。

石棺が出土したという伝承から唐櫃山(かろうとやま/唐櫃=棺)とも呼ばれています。

発掘調査により、周囲は二重の濠で囲まれていることが確認され、口がラッパのように広がる須恵質埴輪壺(すえしつはにわつぼ)が出土しています。
九州北部の古墳でのみ出土する珍しい須恵器で、関東地方で発掘されているのは中の山古墳だけです。
西に30kmほど離れた末野遺跡(すえのいせき/寄居町末野)の窯跡で6世紀末〜7世紀初め焼かれたものと推定されています。

墳丘には上ることはできませんが、駐車場から少し離れていることもあって、周囲の芝生は人も少なく、小さな子供を遊ばせる場所としても最適です。

中の山古墳 DATA

名称 中の山古墳/なかのやまこふん
Nakanoyama Burial Mound
所在地 埼玉県行田市渡柳
関連HP 行田市ホームページ
埼玉県立さきたま史跡の博物館
電車・バスで JR吹上駅から朝日バス佐間経由行田車庫行きで15分、産業道路下車、徒歩15分。JR北鴻巣駅からさきたま緑道を徒歩1時間
ドライブで 東北自動車道羽生ICから約14km
駐車場 295台(さきたま古墳公園駐車場)/無料
問い合わせ 行田市観光協会TEL:048-556-1111/FAX:048-553-5063
埼玉県立さきたま史跡の博物館TEL:048-559-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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