本州四国連絡橋の3ルートが完成後、本州と四国を結ぶ航路で、利用価値大の航路が、呉(広島県)〜松山(愛媛県)と、宇野(岡山県)〜直島〜高松(香川県)の2航路。そのうち、宇野〜直島〜高松(四国汽船)は、本州と四国を結ぶ最短の航路で、フェリー利用でも1時間20分という船旅で到達します。
フェリーを乗り継いで1時間20分の船旅で到達
宇野港〜高松港は、11.3海里(21.0 km)。
明治43年6月12日、宇野線(鉄道省)の開通とともに、宇野港と高松港を結ぶ鉄道連絡船「宇高連絡船」が開設され、本州と四国を結ぶ幹線交通路となったのです。
昭和47年11月8日、ホーバークラフトが就航、昭和60年には高速艇も投入されて時短が図られ、さらに重要なルートとなりますが(昭和62年4月1日、国鉄の分割民営化でJR四国の航路に)、昭和63年4月9日、本四備讃線(瀬戸大橋線)の開業で、宇高連絡船とホバークラフトが廃止、残された高速艇も平成2年3月に休止となっています(平成3年3月、JR宇高航路廃止)。
さらに四国フェリー(昭和41年12月に宇高航路の旅客取扱を開始)も、令和元年12月16日、宇野〜高松航路が109年の歴史に幕を下ろしています。
それに代わって活躍したのが四国汽船で、現在は宇野〜直島航路(フェリーと旅客船)、直島〜高松航路(フェリーと高速艇)を乗り継ぐことに。
宇野港〜直島(宮浦港)はフェリーで20分、旅客船で15分、直島(宮浦港)〜高松港はフェリー1時間(高松港→直島は50分)、高速船30分で、フェリーを乗り継いでも1時間20分の船旅です。
就航するフェリーは「なおしま」(998t)、「あさひ」(987t)、「せと」(987t)で、客室はグリーン車のような座席を備えて快適です。
料金(2024年1月現在)は宇野〜直島が300円、直島〜高松は520円で、合計820円で本州から四国まで到達できることに!
しかも船内では無料Wi-Fiサービスもあり、自販機で飲料を購入すれば、「洋上喫茶」の雰囲気に(船内に売店はありません)。
ペットは、小型犬など小さいペットに限り、専用ケージに入れればフェリーの客室及び3階デッキの利用が可能。
本州と四国を結ぶ最短、最安(820円!)の航路は、宇野〜直島〜高松 | |
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