新幹線開業から60年以上経った現在も、世界に冠たる高速鉄道としてネットワークとして君臨する新幹線。トリビアも数ありますが、誰かに話したくなるレベルのトリビアを5つ紹介。環境対策など世界のTOPを走る技術も数ありますが、今回は少しほのぼのとした話題を。

新幹線唯一の「踏切」が浜松に
場所:静岡県浜松市中区
名称:西伊場第1踏切
内容:秋田新幹線、山形新幹線は在来線を標準軌に拡幅して新幹線車両を走らせるという「ミニ新幹線」ですが、東海道新幹線にも踏切があります
それが西伊場第1踏切で、JR東海の新幹線車両の整備などが行なわれるJR東海浜松工場の敷地と敷地の間に公道が通っていることから、踏切で待っていると新幹線が通過することが
つまりはJR東海浜松工場への引込線に踏切があるというわけです
乗車券200円、特急券130円で乗車できる新幹線が
場所:福岡県福岡市(博多駅)〜春日市(博多南駅)
名称:博多南線
内容:博多駅〜博多南駅を結ぶ8.5km、所要8分の線ですが、山陽新幹線の車両基地(博多総合車両所)への回送線を営業線にしたもので、車両基地近くに新設する博多南駅をJR九州管轄の駅とし、博多駅〜博多南駅間を高規格の新幹線でありながら在来線の扱いにすることで、折衷案的に誕生した路線です
最高速度は並走する九州新幹線とともに120km/hで、新幹線車両を使うということで特急の扱い(特急券130円が必要)
在来線の扱いですが、新幹線特例法の適用を受け、「新幹線電気車」の免許がない運転士は運転できません
博多駅では通常の新幹線と同じ13番線、14番線、15番線、16番線から発車するため、乗り間違えないようにという放送が流れています
北陸新幹線は3回も周波数が変わる
場所:軽井沢駅〜佐久平駅、上越妙高駅〜糸魚川駅、糸魚川駅〜黒部宇奈月温泉駅
名称:北陸新幹線
内容:北陸新幹線には、50Hzの東京電力・東北電力、60Hzの中部電力・北陸電力と4つの電力会社が電気を供給
軽井沢駅〜佐久平駅の間で東京電力(50Hz)から中部電力(60Hz)に変わり、さらに、上越妙高駅〜糸魚川駅間で、中部電力(60Hz)から東北電力(50Hz)に、糸魚川駅〜黒部宇奈月温泉駅間で東北電力(50Hz)から北陸電力(60Hz)へと変わります
新幹線駅なのに在来線は「快速」も通過する駅がある
場所:愛知県安城市三河安城町
名称:東海道新幹線・三河安城駅
内容:「ただいま三河安城駅を時刻どおりに通過いたしました。次の名古屋までおよそ9分です」の車内放送で知られる三河安城駅
東海道新幹線「こだま」の停車駅・三河安城駅はもともと、工事費を愛知県、安城市など地元が負担して昭和63年3月13日、新富士駅、掛川駅とともに開業したという請願駅
東海道本線は、普通列車しか停車せず、快速も通過してしまいます
東京駅の東海道新幹線ホーム、実は「東北新幹線直通用」が
場所:
名称:東京駅東海道新幹線14・15番線ホーム
内容:東海道新幹線には3本のホームがあり、うちの八重洲口側2本(16・17番線、18・19番線)は直線ですが、14・15番線のホームだけは、なぜかJR東日本の東北・山形・秋田・北海道・上越・北鈴新幹線ホームの2面(20・21番線、22・23番線)と並行するようにカーブを描いています
この14・15番線ホームが国鉄時代に東北新幹線直通を想定して築かれたホームです
【trivia】誰かに話したくなる! 新幹線トリビア 5選 | |
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