【熊前線異常あり!】 岐阜県・白川郷で紅葉ライトアップ中止!|2025

岐阜県大野郡白川村、世界文化遺産に登録される白川郷。合掌造りで世界的に有名で、訪日外国人観光客も多数訪れますが、10月5日、スペイン人観光客が熊に右腕をひっかかれる事件が発生。目撃例も相次いでいるため10月25日から実施予定だった恒例の『紅葉ライトアップ』が中止となっています。

白川村では熊の目撃例が、例年の3倍に!

白川郷
紅葉シーズンには多くの観光客で賑わう白川郷

秋にツキノワグマの主食となるブナの実ですが、岐阜県の発表では、2025年は凶作。
県内でも熊の出没例がすでに前年を上回るペースですが、とくに白川村では今年4月以降、クマの目撃情報が例年の3倍近い100件を数えています。

白川郷の駐車場周辺などにも出没するケースがあるため、週末の10月25日・26日、11月1日・2日に開催を予定していた紅葉ライトアップが中止されています。

「くま危険 BEWARE OF BEARS(クマに注意を)」という看板を立てて、警戒を呼びかけていますが、訪れる訪日外国人観光客にはさほど警戒感が見受けられません。
スペイン人の観光客が熊に襲われたのも、重要文化財・和田家のすぐ近く。
多くの観光客が利用する「展望台行き」のシャトルバス乗り場もある場所で、突然茂みから熊が現れたということです。
このスペイン人も写真を撮ろうとしていたとのことで、白川村では紅葉ライトアップなら、さらに危険性が増すと判断、中断に踏み切ったもの。

例年200万人という多くの観光客を迎える小さな山村。
これまで以上の熊対策が必要で、白川村でも頭を悩ませています。
白河村は、万一熊に遭遇したら「慌てず刺激を与えず静かに立ち去るように」と呼び掛けています。

白川郷
この和田家の近くで熊被害が発生
【熊前線異常あり!】 岐阜県・白川郷で紅葉ライトアップ中止!|2025
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

よく読まれている記事

こちらもどうぞ