「世界一短いエスカレーター」(The World’s Shortest Escalator)として、1991年にギネス世界記録(ギネスワールドレコーズ)に登録されたエスカレーターが、神奈川県川崎市、JR川崎駅東口に隣接する「川崎モアーズ」地下2階にあります。技術の限界ともいわれるエスカレーターが生まれた理由とは!?
公募で決まった愛称は「プチカレーター」
「川崎モアーズ」地下2階は、飲食店やショップが並んでいますが、このエスカレーターがあるのがアゼリア連絡口。
川崎駅東口地下に広がる地下街「アゼリア」から商業ビルの「川崎モアーズ」に入ることができるようにとつくられた連絡口です。
そこに設置されたのが、「世界一短いエスカレーター」。
エスカレーターは動いているので何段なのかは確認しづらいのですが、公式には段数5段ということに。
当初の設計段階(1989年10月)では、地下街「アゼリア」と「川崎モアーズ」を結ぶ下りエスカレーターを設置しようとしてえいましたが、なんと事着工後に床下に1本の太い梁(はり)があることが判明。
エスカレーターを設置しないという考えもありましたが、利便性向上のために、梁を避けて途中までの短いエスカレーターがつくられたというのが真相です。
こうして誕生したのが高低差83.4cm、滞在時間8秒という短さです。
その後「世界一短いエスカレーター」として認定されたことを記念して川崎市は愛称を募集。
およそ1500 件の応募の中から決まった名称が「プチカレーター」で、正式にはプチカレーターということに。
ちなみに世界一長いエスカレーターに関しては諸説ありますが、20を超える数のエスカレーターが連続しての合計が800m、高低差135mが香港の「ヒルサイド・エスカレーター」(所要23分)。
単体だとロシア・モスクワの地下鉄・パールク・パベーディ駅のエスカレーターで130mということに。
訪日外国人にも人気の「世界一短いエスカレーター」、誕生の理由は!? | |
所在地 | 神奈川県川崎市川崎区駅前本町7-7 |
場所 | モアーズ プチカレーター |
関連HP | モアーズ公式ホームページ |
電車・バスで | JR・京急川崎駅から徒歩すぐ |
駐車場 | モアーズ駐車場(22台/有料、川崎モアーズ購入レシートに応じて無料サービスあり) |
問い合わせ | 川崎モアーズ事務所 TEL:044-211-1131 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag