日本一長い高速道路は東北自動車道(川口JCT〜青森IC/路線番号E4)で全長679.5kmもあります。では、日本一短い高速道路はどこでしょう? 答えは千葉県成田市にある新空港自動車道(E65)でわずかに3.9kmしかありません。東関東自動車道(E51)と成田国際空港をアクセス道路として昭和53年に開通しています。
もともとは東関東自動車道も新空港自動車道だった!
高速バス、マイカーなどを使って成田国際空港に向かう時、逆に成田国際空港から帰る際に必ず通るだろう高速道路が、新空港自動車道。
成田国際空港の開港と同時に供用が開始された高速道路で、成田国際空港〜酒々井プレミアムアウトレットを、新空港自動車道・東関東自動車道を利用すると、一般道を走るよりも5分短縮する計算(国土交通省による)になっています。
東関東自動車道の成田JCT・成田ICを起点に新空港ICまでの3900mで、成田JCT・成田ICから600mの場所に成田スマートICがあり、新空港IC方面入口のみ設置されています。
NEXCO東日本が管理する高速道路は全長3943kmもあるので、新空港自動車道は、1000分の1ほどの区間ということになります。
どうしてこれほど短い高速道路が誕生したのかといえば、もともと現在の東関東自動車道は成田空港と都心を結ぶということで、新空港道の名称で運用されましたが、茨城・千葉方面への延伸など、運用の目的の変化もあって、開通翌年の昭和54年に成田IC〜新空港ICのみが新空港自動車道、残りは東関東自動車道と分けられたのです。
成田国際空港のアクセス道として誕生した東関東自動車道の歴史を今に残す名前と区間が新空港自動車道ということになります。
ちなみに首都高速は「都市部の自動車専用道路」という扱いのため高速道路には含まれませんが、首都高速8号線(都道)は、中央区銀座1丁目内が起終点で、全長わずかに0.1kmです。
実際にはあまりに短いため(京橋JCTから東京高速道路接続点までの区間路線で、単なる行政上の区分)、都心環状線の一部として扱われ、標識などは設置されていません。
日本一短い高速道路は、全長がなんと3.9kmで、千葉県にある! | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag