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松江城・国宝天守

松江城・国宝天守

松江城の天守は、全国に現存する12天守のひとつで、国内に5つしかない国宝天守のひとつ。慶長16年(1611年)、堀尾吉晴が5年の歳月をかけて完成したもの。12天守のうち、天守閣の大きさ(平面規模)では2番目、高さ(約30m)では3番目、古さでは5番目。石落としや鉄砲狭間など、桃山期の実戦的な様式を残した貴重な建物です。

屋根にのった木彫り青銅張りの鯱にも注目を!

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正面、附櫓側から見上げる天守
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附櫓から天守に入城
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石落とし、その下に鉄砲狭間が
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鉄砲狭間
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屋根にのった木彫り青銅張りの鯱(しゃちほこ)は、高さ2mもあり、現存する木造の鯱では日本で最大。
天守内部は資料館となり、甲冑、刀剣類から火事装束など松江藩ゆかりの品々が数多く展示され、松平18万6千石の威容を偲ぶことができます。

天守の内部は、昔のままに桐材で造られた急勾配の階段で上り下りするため、服装にはご注意を。
桐材を使ったのは防火防触のためと、いざというときには引き上げられるという仕組みから。
柱は小さな板を寄せ合わせ鉄輪で締めるという苦心のアイデアになっています。

江戸時代初期の『正保城絵図』と見比べると、多くの相違点があり、元文3年(1738年)〜寛保3年(1743年)に大改修したことがわかります。
築城、改修にあたって事前に作られる天守雛形(松江市指定文化財「松江城天守閣雛形」)が現存するのも、国宝5天守の内では唯一となっています。

1階は兵糧蔵、塩蔵、牢、大井戸。
2階にはいざという時に敵兵に頭上から石などを落とす石落としが1階屋根を貫くかたちで8ヶ所も配されています。
最上階の「天狗の間」からは松江市街を一望に。
6階からのこの眺めの良さも松江城の自慢のひとつになっています。

ちなみに、江戸時代の建築物なので、天守内には当然、エレベーターやトイレはありません。
トイレは二の門付近(二の丸上の段)で利用のこと。

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天守内部の急な階段
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電灯のない時代にはかなり暗かったはず
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天守最上階
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最上階から宍道湖方面を眺望
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松江城・国宝天守
名称 松江城・国宝天守/まつえじょう・こくほうてんしゅ
所在地 島根県松江市殿町1-5
関連HP 松江城公式ホームページ
電車・バスで JR松江駅から松江市営ぐるっと松江レイクラインバスで10分、松江城(大手前)下車、徒歩5分
ドライブで 山陰自動車道松江玉造ICから約6km
駐車場 市営大手前駐車場(66台/有料)
問い合わせ 松江城山公園管理事務所 TEL:0852-21-4030/FAX:0852-21-4211
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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