埼玉県内で東京メトロ(東京地下鉄株式会社)の路線は、車両基地(和光検車区)のある和光市駅と、もうひとつ、赤羽岩淵駅で南北線に接続、新横浜駅まで直通運転が行なわれている埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線です。埼玉高速鉄道は、第三セクターの鉄道会社ですが、日本地下鉄協会に加盟しています。
埼玉県から新横浜、元町・中華街に地下鉄が直通!
国土交通省は「地下鉄についての明確な定義はない」としていますが、『鉄道統計年報』では「地下鉄事業者」として、東京地下鉄、札幌市交通局、仙台市交通局、東京都交通局、横浜市交通局、名古屋市交通局、京都市交通局、大阪市高速電気軌道、神戸市交通局、福岡市交通局の10社を掲載し、埼玉高速鉄道は含まれていません。
地下高速鉄道整備事業費補助制度の適用路線として、神戸高速鉄道神戸高速線(第三セクター)などとともに、埼玉高速鉄道が『鉄道統計年報』に掲載されています。
地下高速鉄道整備事業費補助制度は、「大都市圏における交通混雑の緩和を図り、都市機能の維持・増進を図るため、日常生活に密接に関連した基本的な社会資本である地下鉄の整備に対して」国土交通省が補助するものなので、この文面からすれば、やはり埼玉高速鉄道など第三セクターの地下高速鉄道は、地下鉄ということになります。
日本地下鉄協会は、国土交通省が『鉄道統計年報』で「地下鉄事業者」とした10社のほか、埼玉高速鉄道、北総鉄道、東葉高速鉄道、横浜高速鉄道、広島高速鉄道の5社を「日本の地下鉄」としています。
埼玉高速鉄道(14.6km、地上区間は400m)は、終点の浦和美園駅のみ地上駅で、そのほかの7駅(赤羽岩淵駅を含む)はすべて地下駅です。
沿線の開発とともに乗降客数も増加し、目下のTOP3は、武蔵野線との乗換駅の東川口駅が首位で、鳩ヶ谷駅、川口元郷駅の順です。
埼玉高速鉄道の起点となる浦和美園駅から新横浜駅へは東京メトロ南北線・東急新横浜線直通の急行新横浜行きで、所要1時間26分の長旅です。
埼玉県内にあるもうひとつの地下鉄路線が、東京メトロ有楽町線・副都心線で、板橋区の地下鉄成増駅からとくに大きな川をくぐることもなく埼玉県に入り、和光市駅とつながっています(和光市駅で東武東上線に連絡)。
和光市駅からも東京メトロ副都心線急行元町・中華街行きで、横浜と直結(所要1時間5分)。
埼玉県内を走る地下鉄は2路線あり、横浜に直通! | |
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