片江の墨つけとんど|松江市

片江の墨つけとんど

毎年1月6日以降の最初の日曜7:00~15:00、島根県松江市美保関町片江地区で『片江の墨つけとんど』が行なわれます。無病息災などを願い、住民が酒で溶いた墨を顔に塗り付け、「とんど宮」(歳徳神の神輿)2台を担いで漁村を練り歩くのがユニークな「墨つけとんど」。道を行く人の顔に墨を塗りつけ、無病息災を祈ります。

顔が黒くなるほど御利益あり

正月の松飾りや書初めなどを焼く左義長(さぎちょう)行事を出雲や隠岐では「とんどさん」や「とんど焼き」といい、島根半島にはいくつか昔ながらの「とんど行事」が残っています。
片江地区で行なわれるの『片江の墨つけとんど』もそのひとつで、門松やしめ縄などの正月飾りを、近くの里山から切り出したヒノキやタケの束と一緒に焼くとんどの行事の一部で、墨をつけるのは魔除けのおまじない。

方結神社(かたえじんじゃ)からしめ縄、短冊、五色テープで飾った「とんど宮」が担ぎ出されると、地区の女性たちは風呂場やかまどの煤(すす)を集めて水で練った墨を持ち出し、輪切りにした大根などに含ませて道を行く人誰彼なしに顔に塗り付けます。
墨を付けられるとその1年間は風邪などひかず、海難にも遭わぬということで、漁業の町には根強い信仰があるのです。

新築したり結婚したりという慶事があった家の男性を海に投げ入れて祝福する習わしもあります。

片江の墨つけとんど|松江市
開催日時 毎年1月6日以降の最初の日曜7:00~15:00
所在地 島根県松江市美保関町
場所 美保関町片江地区
関連HP 美保関町観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR松江駅からバスで50分、片江中央下車、徒歩1分
ドライブで 米子自動車道米子ICから約30km
問い合わせ 松江観光協会 美保関町支部 TEL:0852-73-9001
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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