首里城・瑞泉門
首里城の登城ルートで、歓会門の先にある2番目の門が瑞泉門(ずいせんもん)で、石造のアーチを設けない楼門形式の門。その名の通り「めでたい泉」といわれる湧水「龍樋」(りゅうひ)が門前にあるため瑞泉門の名がついたもの。俗に「樋…
首里城の登城ルートで、歓会門の先にある2番目の門が瑞泉門(ずいせんもん)で、石造のアーチを設けない楼門形式の門。その名の通り「めでたい泉」といわれる湧水「龍樋」(りゅうひ)が門前にあるため瑞泉門の名がついたもの。俗に「樋…
琉球王国時代最大の建造物が首里城の正殿(せいでん)で国殿、百浦添御殿(ももうらそえうどぅん)、唐玻豊(からはふう)とも呼ばれた建物。この建物が琉球王国の浦々までを支配する王国の象徴として君臨していました。創建年は不明です…
首里城の城郭内部に入る最初の門が勧会門(かんかいもん)。門の左右にはシーサー(獅子=悪霊を追い払う魔除け)が配され門を守っています。第3代の尚真(しょうしん)王時代(1477~1526年)には琉球王国の中央集権化が進みま…
首里城第4の門が広福門(こうふくもん)。漏刻門(ろうこくもん)の東側に建ち、別名「長御門(ながうじょう)」と呼ばれた門。広福(こうふく)とは、「福を行き渡らせる」という意味。門前は展望スポットでもあり、龍潭の池、沖縄県立…
瑞泉門の先にある首里城第3の門が漏刻門(ろうこくもん)。駕籠(かご)の使用が許可された琉球王国の高官が国王に敬意を払うために駕籠を下乗した場所がここで、「かご居せ御門(うじょう)」とも呼ばれた場所です。創建は15世紀頃と…
首里城の正殿(せいでん)の前にある御庭(うなー)に入る最後の門が、首里城・奉神門。神を奉じる(敬う)という意味を持っている門です。1562年に「石造欄干完成」という記録があることから、奉神門の創建はそれ以前ということがわ…
今帰仁城(なきじんじょう/なきじんぐすく)は、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されたグスクのひとつで沖縄本島北部の本部半島、今帰仁村(なきじんそん)にある中世の城。琉球が中山に統一される前の三山鼎立…
沖縄戦の戦禍を免れ沖縄県内でもっとも原形をとどめたグスクが縄県中頭郡北中城村(きたなかぐすくそん)・中城村(なかぐすくそん)にある中城城(なかぐすくぐすく・なかぐすくじょう)。中城湾(なかぐすくわん)を見下ろす標高150…
渡島半島の噴火湾(内浦湾)沿い、函館市の南茅部地区にある縄文時代前期後半(紀元前3200年)から中期後半(紀元前2000年頃)の大規模な集落遺跡が大船遺跡(おおふねいせき)。南側の垣ノ島遺跡とともに、世界文化遺産「北海道…
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち、吉野山から大峯山を経て熊野本宮大社に至る80kmの「大峯奥駈道」(おおみねおくがけみち)の中心的存在が大峯山寺(おおみねさんじ)。山上ヶ岳(1719.2m)の山頂近くに建っていま…
萩市街の北東、国道191号沿いの丘陵地に建つ萩反射炉。幕末の安政3年(1856年)に長州藩が大砲を造るために建設した反射炉(西洋式の金属溶解炉)で、近世の反射炉としては静岡県韮山とここにしか現存しない貴重なもの。世界遺産…
嘉祥3年(850年)、慈覚大師(円仁)が開山した平泉の名刹が中尊寺。天台宗東北大本山で、山号は関山(かんざん)、本尊は阿弥陀如来。長治2年(1105年)、奥州藤原氏初代・藤原清衡(ふじわらのきよひら)が21年の歳月を費や…
熊野那智大社の創建は仁徳天皇の御代と伝えられる古社で、熊野本宮大社、熊野速玉神社とともに、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された熊野三山の一社。那智原生林や那智滝など、山全体が霊場となっているのが那智山一帯…
那智熊野大社の拝殿右奥にある天台宗の古刹が那智山青岸渡寺(せいがんとじ)。山号は那智山、本尊は如意輪観世音菩薩で、西国三十三所第1番札所。神仏習合時代には熊野那智大社と一体で、花山法皇の西国三十三所観音霊場巡礼の旅はここ…
山口県萩市街の北西、海に突き出すようにそびえる指月山(しづきやま/標高145m)の山頂と山麓に、慶長9年(1604年)から4年の歳月をかけ、毛利輝元(もうりてるもと)が築城した、平山城の城跡が萩城跡(はぎじょうせき)。平…
静岡市清水区三保の三保松原入口に鎮座する古社、御穂神社(みほじんじゃ)。平安時代編纂の『延喜式』神名帳にも記載の古社で、神社境内と参道(神の道)は、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産にもなっています…
三保半島(静岡市清水区)、三保松原にある御穂神社(みほじんじゃ)の参道「神の道」の先にある御穂神社の御神体が羽衣の松(はごろものまつ)。一帯は祭神である三穂津彦命(みほつひこのみこと=大国主命)、三穂津姫命(みほつひめの…
駿河湾に突き出すような半島に面した南北7kmの砂浜一帯に、美しい松林が連なる景勝地、三保松原。江戸時代、東海道を歩く人々が「あれが三保の松原か」と江尻宿あたり(東海道本線清水駅付近)から遠望したのが三保松原です。日本白砂…