出島和蘭商館跡・ヘトル部屋
鎖国時代に日本と西欧を結ぶ唯一の窓口だったのが長崎・出島。扇形をした人工島は寛永18年(1641年)に平戸のオランダ商館を移してから安政の開国までの220年間、阿蘭陀屋敷と呼ばれていました。出島和蘭商館跡には当時の商館、…
鎖国時代に日本と西欧を結ぶ唯一の窓口だったのが長崎・出島。扇形をした人工島は寛永18年(1641年)に平戸のオランダ商館を移してから安政の開国までの220年間、阿蘭陀屋敷と呼ばれていました。出島和蘭商館跡には当時の商館、…
長崎の出島は、寛永13年(1636年)に築造され、安政6年(1859年)に日蘭通商条約の締結でオランダ商館が閉鎖されるまで218年間にわたり、幕府の鎖国政策のなかで唯一西欧に開かれていた場所。平成8年から出島の復元が始め…
日光東照宮には江戸時代初期にオランダ商館から寄進された灯籠が、3基あり、いずれも陽明門の基部に配されていますが、そのうちのひとつが蓮灯籠。蓮灯籠というとお盆の灯籠などをイメージしますが、日本では見かけないスタンド型の灯籠…
日光東照宮の陽明門前にあるのが釣灯籠。オランダ王国が、オランダ商館を通じて3代将軍・徳川家光に献上した3基の灯籠のうちの1基で、附(つけたり)・銅燈籠として国の重要文化財に指定されています。寛永13年(1636年)、3基…
日光東照宮陽明門の上り口、鼓楼近くにあるのが廻転灯籠。寛永20年(1643年)、オランダ国(オランダ商館)からの奉納です。灯籠上部に取り付けられた葵の紋が上下逆さであることから「逆紋の廻り灯籠」と称されています。附(つけ…
長崎県平戸市、復元された平戸オランダ商館と、江戸時代にオランダ商館の目隠し、防火を目的に築かれたオランダ塀の間にあるのがオランダ井戸。大小ふたつの石組みの井戸で、オランダ商館の調理などに用いた生活用水だったと伝えられてい…
長崎県平戸市にある、鎖国時代の日蘭貿易の遺構が、平戸オランダ商館横のオランダ塀。元和4年(1618年)、付近の民家50戸を取り払った大規模な商館の増築工事にともない誕生したのがオランダ塀。商館の目隠しと、火事などの延焼か…
長崎県平戸市、平戸オランダ商館(復元施設)近くにあるのがオランダ埠頭。埠頭といっても海岸の護岸部分に石段が残されているのみですが、石段に恵比寿神が祀られることから別名えびす埠頭とも呼ばれ、商館が建てられていた時の荷揚げ用…
平戸オランダ商館は、慶長14年(1609年)に江戸幕府から貿易を許可された東インド会社(VOC)が、平戸城主・松浦隆信(まつらたかのぶ)の導きによって平戸に設置した、東アジアにおける貿易拠点。現存する遺構はオランダ塀、オ…
長崎県平戸市、平戸湾に注ぐ鏡川に架かるアーチ型の石橋がオランダ橋(幸橋)。平戸城と城下町をつなぐため、寛文9年(1669年)に平戸藩主・松浦鎮信(まつらしげのぶ)が木橋を架けたのが前身。元禄15年(1702年)、平戸藩主…