全国に現存する三重櫓 12基
天守がない城や、天守が焼失し再建されなかった城では代用天守としても機能し、天守があった城でも、防備の拠点として重要な役割を担った櫓(やぐら)が、三重櫓。国内に数ある城郭の中で、往時の三重櫓は12基が現存、奇しくも現存12…
天守がない城や、天守が焼失し再建されなかった城では代用天守としても機能し、天守があった城でも、防備の拠点として重要な役割を担った櫓(やぐら)が、三重櫓。国内に数ある城郭の中で、往時の三重櫓は12基が現存、奇しくも現存12…
兵庫県明石市明石公園、明石藩の藩庁だった明石城に現存する藩政時代の櫓のひとつが、巽櫓(たつみやぐら)。本丸東南端に、巽の方角に築かれた櫓というのが名の由来です。巽櫓、代用天守の坤櫓(ひつじさるやぐら)は日本に12基しか現…
愛知県名古屋市中区の特別史跡に指定される名古屋城・御深井丸(おふけまる)のにある櫓(やぐら)のひとつが、北西隅櫓。名古屋城の本丸を守る4つの隅櫓のひとつで、元和5年(1619年)頃の築で、国の重要文化財に指定。外堀の北、…
埼玉県川越市にある川越城・三の丸跡(八幡曲輪跡)に建つ県立川越高校の校庭南にあるのが、川越城・富士見櫓跡。こんもりとした鎮守の森のように見える一画に建っていたのが、富士山を眺望できたことが名の由来という富士見櫓。代用天守…
青森県弘前市、日本100名城にも選定される弘前城には天守の他、創建当時の5つの城門、二の丸の3つの櫓が現存しています。二の丸丑虎櫓(にのまるうしとらやぐら)は、丑寅、つまりは二の丸の北東を守るための三重櫓。築城当初の慶長…
彦根城には、天守のない他の城なら十分に代用天守となるような立派な三重櫓が2つ築かれています。ひとつが山崎曲輪(やまざきくるわ)の三重櫓で、こちらは明治維新後に破却されていますが、西の丸三重櫓(にしのまるさんじゅうやぐら)…
富士見櫓(皇居東御苑)は、江戸城本丸東南隅に位置し、江戸城遺構として残る唯一の三重櫓。現存する三重櫓は、1657(明暦3)年の明暦の大火(振袖火事)での焼失後、1659(万治2)年の再建。どの角度から見ても同じような形に…