寛永寺・清水観音堂 月の松
寛永8年(1631年)、東叡山寛永寺を開山した天海大僧正が京の清水寺に倣って建立した清水観音堂。元禄7年(1694年)に現在地に移されていますが、「清水の舞台」の前に配されているのいるのが、歌川広重も浮世絵に描いた月の松…
寛永8年(1631年)、東叡山寛永寺を開山した天海大僧正が京の清水寺に倣って建立した清水観音堂。元禄7年(1694年)に現在地に移されていますが、「清水の舞台」の前に配されているのいるのが、歌川広重も浮世絵に描いた月の松…
神奈川県藤沢市にある江戸時代には江の島詣(江島詣)で賑わった江の島。その江の島の最奥、稚児ヶ淵(ちごがふち)から海上に造られたコンクリート製の桟道を進んだ先にあるのが、江の島岩屋。役(えん)の行者が開き、空海(弘法大師)…
岡山県倉敷市児島、由加山(ゆがさん)の山上にある、真言宗御室派の寺が、由加山蓮台寺。山号は瑜伽山(ゆがさん)。奈良時代、聖武天皇(しょうむてんのう)の発願により行基が開山、阿弥陀如来と薬師如来を瑜伽大権現(ゆがだいごんげ…
隠岐ユネスコ世界ジオパークに登録される、隠岐の自然と世界ですが、島前(どうぜん)と呼ばれる西ノ島(島根県西ノ島町)、中ノ島(海士町)、知夫里島(知夫村)を形成するのが島前カルデラ(火山性の陥没地形)。島前カルデラの中央火…
新宿の繁華街の東の外れにある古社が西向天神社で、かつては東大久保村の鎮守社だった社。以前は大久保天満宮と呼ばれ、祭神は京の北野天満宮から勧請しています。西向天神社という名は、太宰府を向くかたちで、社殿が西を向いているため…
千葉県銚子市の外川漁港(とかわぎょこう)の西方、名洗(なあらい)から刑部岬(ぎょうぶみさき/旭市)にかけての10kmにわたる海岸沿いには、高さ40m〜50mの断崖絶壁が連なリますが、これが屏風ヶ浦。水郷筑波国定公園に指定…
隅田川をまたぐ新大橋通り(東京都道・千葉県道50号東京市川線)に架かる橋。中央区日本橋浜町2・3丁目と江東区新大橋1丁目を結ぶ橋で昭和52年に完成。もともとは、元禄6年12月7日(1694年1月4日)に当時「大橋」と呼ば…
近江八景(おうみはっけい)は、中国の「瀟湘八景図」(北宋時代成立)になぞらえて、琵琶湖の湖南の名称を8つ選んだもの。江戸時代の初め、公家の近衛信尹(このえのぶただ)の選と推測されています。近年発見された史料から、琵琶湖畔…
甲府城(舞鶴城)の北辺、稲荷曲輪(いなりくるわ)の復元櫓。稲荷曲輪御櫓(いなりくるわおんやぐら)が正式な名称で、城内の鬼門の北東に位置することから御艮櫓(おんうしとらやぐら)とも呼ばれ、藩政時代には武具蔵として使われまし…
受験シーズンともなると合格祈願に訪れる人が多い湯島天神(正式名は湯島天満宮)。江戸時代には不忍池を眼下に、寛永寺を眼前にする高台の景勝地という地の利を活かし、料理茶屋が脇を固めて文人墨客が集う場所となっていました。江戸屈…
下総台地の西端、江戸川に面した台地上に広がる市川市の公園。里見公園と呼ばれるのは、中世に里見氏と北条氏の激戦の国府台城だったから。国府台という地名は、下総国(しもうさのくに)の国府(現在の県庁にあたる地方の行政機関)が台…