日光山輪王寺・輪王寺宝物殿

日光山輪王寺・輪王寺宝物殿

明治初年の神仏分離まで、日光全山が日光山の霊場で、その歴史を紹介するミュージアムが日光山輪王寺の輪王寺宝物殿。日光山の歴史を物語る歴史的美術的価値の高い資料を保存研究公開する施設です。年間6回、約50点ずつ展示替えを行なっています。江戸時代の作庭という池泉回遊式庭園「逍遥園」(しょうようえん)も併設。

日光山と徳川宗家に伝わる宝物を展示

日光山輪王寺・輪王寺宝物殿

国宝1件・59点、重要文化財51件・1618点、重要美術品4件・7点を含む3万点もの寺宝を収蔵保存しています。
明治維新まで、二社一寺全体が日光山(輪王寺)だったこともあり、貴重な宝物も数多く、徳川宗家(将軍家・公爵家)に伝来した歴史資料を一括して永久保存する德川記念財団の特別協力館(他には久能山東照宮博物館)として、徳川家康以来、徳川家に伝来する宝物も観賞できます。

宝物殿に隣接して、江戸時代の日本庭園「逍遥園」があり、宝物殿観覧後に散策できます。小堀遠州(こぼりえんしゅう)の作という説も。
「逍遥園」の名は江戸時代後期の儒学者・佐藤一斎による命名。
作庭年代は明らかではありませんが江戸時代初期から寛永年間(1624年〜1645年)と推測される満願寺(輪王寺の前身の名前/平安時代の嵯峨天皇から下賜された寺号が満願寺、明暦元年・1655年、後水尾上皇の院宣で定められた寺号が輪王寺)本坊の庭園で、「近江八景」に見立てて設計された池泉回遊式庭園。
戊辰戦争後の混乱のなか、明治4年に焼失し、その後に再建されています。

例年10月下旬〜11月上旬に紅葉の見頃を迎え、紅葉期間中にはライトアップも実施されています。

取材協力/日光山輪王寺

日光山輪王寺・輪王寺宝物殿
名称 日光山輪王寺・輪王寺宝物殿/にっこうさんりんのうじ・りんのうじほうもつかん
所在地 栃木県日光市山内2300
関連HP 日光山輪王寺公式ホームページ
電車・バスで 東武日光駅から東武バス世界遺産めぐりで勝道上人像前下車、徒歩2分
ドライブで 日光宇都宮道路日光ICから約4km
駐車場 100台/有料
問い合わせ 日光山輪王寺 TEL:0288-54-0531
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日光山輪王寺

日光山輪王寺

天平神護2年(766年)、勝道上人による四本龍寺創建(日光開山)がルーツという神仏習合の日光山の歴史を今に伝える天台宗の古刹が日光山輪王寺。日光山内で最も歴史が古く、明治4年の神仏分離令以降は東照宮、二荒山神社とあわせて「二社一寺」と称され

 

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