境橋

境橋

栃木県那須烏山市を流れる那珂川(なかがわ)に架かる橋が、境橋。栃木県道29号常陸太田那須烏山線の橋で、橋長112.5m、幅員6.10mの美しいアーチ橋。初代の橋は明治30年、舟を並べただけの舟橋だったといい、現存する橋は、昭和12年に竣工した3代目。土木学会選奨土木遺産に認定。

設計は勝鬨橋、聖橋を設計した成瀬勝武

境橋

関東大震災後の帝都復興局橋梁課長として勝鬨橋などの隅田川橋梁群、お茶の水の聖橋などを手がけた橋梁設計の第一人者・成瀬勝武(なるせかつたけ)。
アーチ橋は、聖橋などが架橋されるまではアーチの側面(スパンドレル)に外壁を設け、中にコンクリートや土を充填した充腹アーチ橋が主体でした。
聖橋はアーチ側面を壁で塞ぐことなく、アーチの上に立てた柱により桁を支える開腹アーチ橋ですが、境橋も同様です。

左右計4ヶ所景観鑑賞用のバルコニーが付いているのもお洒落で、橋を眺めるだけでなく、橋の上から眺める景観をも計算に入れての設計です。

画像協力/栃木県

境橋
名称 境橋/さかいばし
所在地 栃木県那須烏山市宮原
関連HP 那須烏山市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR烏山駅から徒歩30分
ドライブで 東北自動車道矢板ICから約29km。北関東自動車道宇都宮上三川ICから約39km。常磐自動車道那珂ICから約43km。
問い合わせ 那須烏山市観光協会 TEL:0287-84-1977/FAX:0287-84-1978
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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