東京都葛飾区の水元公園、東京都水産試験場跡にあるのが葛飾区金魚展示場。江戸前金魚と呼ばれる江戸茜(えどあかね)、江戸錦など24種類1000匹ほどの金魚を飼育・展示しています。平成9年に東京都水産試験場が港区海岸に移転するのを受けて、東京都から葛飾区に譲渡され、金魚展示場になったもの。
江戸茜はこの地で生まれたオリジナルの品種
もともとは昭和3年8月、荏原郡羽田町糀谷に開設された東京府水産試験場が前身で、昭和10年に東京府水産試験場附属養魚場として誕生した施設。
現在の羽田空港近くにあった本場には戦前から、流金、オランダシシガシラ、ランチュウ、東錦、主文金などの金魚が飼育されていました。
昭和21年に水元分場となり、昭和25年に水元分場に金魚が移管し、昭和45年8月には大田区糀谷から本場も葛飾区に移転し、昭和59年に展示館を開設。
平成9年6月、葛飾区水元庁舎閉鎖は閉鎖されましたが、葛飾区金魚展示場として金魚飼育の歴史を受け継いでいます。
葛飾区金魚展示場内では、金網とネットで囲まれてはいますが、江戸茜、江戸錦、和金、琉金、東錦、ランチュウ、赤目出目金、黒出目金、キャリコ出目金、キャリコ琉金、地金、土佐金、丹頂、銀魚、青文魚、茶金、珍朱麟、鼻房、コメット、水泡眼、珠文金、天頂眼、オランダシシガシラ、ヒブナを見学できます。
とくに江戸茜(アルビノ琉金)は昭和54年、水元養魚場で眼の赤い和金と眼の赤い琉金の交配に成功し生まれたもの。
ここにしかいない金魚です。
ちなみに、葛飾区金魚展示場では金魚の購入は不可で、購入が目的の場合には江戸川区の佐々木養魚場(40種類以上の金魚と飼育器具の販売)などへ。
葛飾区金魚展示場 | |
名称 | 葛飾区金魚展示場/かつしかくきんぎょてんじじょう |
所在地 | 東京都葛飾区水元公園1-1 |
関連HP | 葛飾区公式ホームページ |
電車・バスで | JR金町駅から京成バス水元公園循環バスで水産試験場跡下車、徒歩3分 |
ドライブで | 東京外環自動車道三郷南ICから約3.5km |
駐車場 | 水元公園駐車場(311台/有料) |
問い合わせ | 葛飾区公園課管理運営係 TEL:03-3693-1777 |
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