旧細川邸のシイ

旧細川邸のシイ

東京都港区高輪1丁目、港区高輪地区総合支所の横(南東側)にある巨木が、旧細川邸のシイ。港区高輪地区総合支所、港区立高松中学校一帯は、熊本藩細川家下屋敷跡で、幹周り8mを超えるスダジイの老木が茂っています。主幹は高さ10mあたりで切断され、下部の空洞は樹脂で埋められています。

熊本藩細川家下屋敷にあったスダジイの巨木

旧細川邸のシイ
『江戸切絵図』芝高輪辺絵図(部分)

熊本藩細川家下屋敷(白金下屋敷)は、元禄14年(1701年)の江戸城松之廊下の刃傷事件に端を発し、吉良邸の討ち入りという大事件に発展した赤穂事件の際、大石内蔵助ら17名は幕府の命により細川家に預けられ、細川家では高輪にあった下屋敷で保護していました。

元禄16年(1703年)、幕府から切腹の命が下り、細川邸内で17名全員が切腹、亡骸は、他の3家に預けられた29名とともに泉岳寺に埋葬されたのです。
大石良雄外十六人忠烈の跡として熊本藩細川家下屋敷の一部が残されていますが、推定樹齢300年以上のスダジイも赤穂浪士たちが眺めたものなのかもしれません。
東京都の天然記念物に指定。

旧細川邸のシイ
旧細川邸のシイ
名称 旧細川邸のシイ/きゅうほそかわていのしい
所在地 東京都港区高輪1-16-25 (高輪コミュニティーぷらざ内)
関連HP 港区観光協会公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ・都営地下鉄白金高輪駅から徒歩5分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
大石良雄外十六人忠烈の跡

大石良雄外十六人忠烈の跡

東京都港区高輪1丁目、都営高輪アパート内にあるのが、大石良雄外十六人忠烈の跡(おおいしよしおほかじゅうろくにんちゅうれつのあと)。港区高輪地区総合支所、港区立高松中学校一帯は、熊本藩細川家下屋敷跡で、吉良邸討ち入り事件を起こした赤穂浪士16

 

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