東京都足立区を流れる荒川(荒川放水路)に架かる首都高速中央環状線のアーチ橋が、五色桜大橋(ごしきざくらおおはし)。世界初の2層構造のダブルデッキニールセンローゼ橋で、土木学会田中賞を受賞。日没から22:00までライトアップも実施されています。
夜はライトアップされ、ロマンチックな橋に
五色桜大橋は、全長146.207m、水面から53mの高さで、上層部が内回り(板橋方面)、下層部が外回り(江北方面)の2層式ニールセンローゼ橋。
平成14年12月25日に開通しています。
とくにライトアップの美しさは、夜景ファン、橋ファンには定評があります。
荒川堤には、明治19年、後に江北村の初代村長となる清水謙吾を中心とした江北村の人々が八重の里桜78種3225本を植栽し、五色の雲のようにたなびく姿から「五色桜」と呼ばれるようになりました。
明治445年2月19日、東京市長・尾崎行雄からワシントンDCに寄贈され、ポトマック河畔に植樹されています。
荒川放水路(現・荒川)の建設が始まり、「五色桜」と呼ばれた名所は失なわれましたが、昭和56年にはポトマックの公園から桜の枝を採取し、30品種以上3000本の「桜の里帰り」が実現しています。
「荒川堤の五色桜」を復活させるべく、荒川左岸土手に4.4km(鹿浜橋〜西新井橋)のサトザクラ(ソメイヨシノよりも開花が遅いのが特徴)の桜並木が整備されていますが、458本の里帰り桜も植えています。
「あだち五色桜の散歩みち」として散策路が整備され、4月上旬~下旬に桜の見頃を迎えます。
宮城ゆうゆう公園からならのんびりと五色桜大橋を見学、ライトアップ時には夜景鑑賞ができます。
五色桜大橋 | |
名称 | 五色桜大橋/ごしきざくらおおはし |
所在地 | 東京都足立区江北2〜宮城2 |
関連HP | 首都高速公式ホームページ |
電車・バスで | 日暮里・舎人ライナー扇大橋駅から徒歩10分 |
ドライブで | 首都高速扇大橋ICから約2km |
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