東京都福生市、福生市役所の西、玉川上水沿いにある臨済宗の古刹が、清岩院(せいがんいん)。心源希徹禅師を開山に室町時代初期の応永年間(1394年〜1428年)に創建されたと伝えられ、本堂前にある湧水を活かした池泉回遊式庭園は見事。清岩院境内の湧水は「東京の名湧水57選」にも選定されています。
境内の湧水は「東京の名湧水57選」に選定
境内に数ヶ所湧く清冽な水は、せせらぎとなり、境内を巡り、本堂前の池にも注がれています。
池の透明度が大なのは、湧水を溜めているから。
清岩院あたりでは、多摩川の河岸段丘が4段となっていて、その崖線の下から湧水が湧き出しています。
現在の本堂は平成7年、弁天堂は平成6年の再建。
門前に建つ江戸時代中期の庚申塔「元禄十二年銘庚申塔」は、江戸時代に流行した庚申信仰に基づく講中(こうじゅう)が建立した福生市内では最古の庚申塔で、塔前面に青面金剛立像が浮き彫りされています。
玉川上水に沿って崖線が続きいていますが、崖線下の湧水は「東京の名湧水57選」の清岩院、中福生公園、下の川緑地、縞屋の滝、ほたる公園と続いているので、せせらぎ通りを歩くのもおすすめです。
清岩院 | |
名称 | 清岩院/せいがんいん |
所在地 | 東京都福生市福生507 |
電車・バスで | JR福生駅から徒歩15分 |
ドライブで | 圏央道日の出ICから約4km |
駐車場 | 40台 |
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