善養寺・影向の松

善養寺・影向の松

東京都江戸川区東小岩、真言宗豊山派の寺、善養寺(ぜんようじ=小岩不動尊)の境内にあるのが、影向の松(ようごうのまつ)。クロマツの巨木で「善養寺影向のマツ」として国の天然記念物に指定されています。都内にありながら、日本一の繁茂面積を誇る松として知られています。

日本一の繁茂面積を誇る松が江戸川区に!

樹高8m、根周り4.5mほどですが、地上2mで枝が四方に伸び、東西28m、南北31mにおよぶ樹冠を形成。
均整のとれた枝振りにより日本屈指の見事な樹形といわれています。

影向(ようごう)とは、仏・菩薩が衆生救済のため仮の姿になってこの世に現われることをいい、つまりはこの松は仏・菩薩の化身ということを意味しています。

かつて東西の横綱松といわれ、どちらが日本一かと論争にもなった香川県大川郡志度町(現・さぬき市)の真覚寺境内「岡野マツ」は、残念ながら平成5年に枯れてしまい、影向の松も枯死の危機にありましたが、土の入れ替え、地中の水はけを良くするなどの樹勢回復作業が行なわれています。

善養寺境内には星住山という山号の由来の「星降り松」(ほしくだりまつ)もありましたが、昭和15年に枯死。

善養寺・影向の松
名称 善養寺・影向の松/ぜんようじ・ようごうのまつ
所在地 東京都江戸川区東小岩2-24-2
関連HP 善養寺公式ホームページ
電車・バスで JR小岩駅から徒歩20分
駐車場 参詣者専用駐車場(6台)
問い合わせ 善養寺 TEL:03-3657-6692/FAX:03-3658-0055
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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