総務省は2025年4月14日(月)、2024年10月1日現在の人口推計を公表しました。日本の総人口は1億2380万2000人で、前年に比べて55万人、0.44%減少。人口増の都道府県は、2都県しかなく、増加率TOPの東京都でさえ、0.66%で、昨年の0.34%よりも増加。2位はかろうじて増加率0.01%の埼玉県です。
わずか0.01%ながら増加に転じた埼玉県

埼玉県は2023年10月1日現在の人口推計では0.08減だったので、増加に転じ、2023年には東京都だけだった人口増が、埼玉県も仲間入り。
東京都心部への通勤・通学に便利なさいたま市や川口市で、マンション開発、駅前の再開発が続き、さらに鉄道沿線で東京都心へのアクセスがいい和光市、八潮市、朝霞市なども子育て世代に注目され、社会増加数が自然減少数を上回り、県全体の人口が増加しています。
ただし、75歳以上の人口の増加率は4.2%と全国で3番目の高率です。
都道府県別人口の自然増減率のTOPは沖縄県で前年比マイナス0.23%ですが、東京都は2位のマイナス0.37%、滋賀県、愛知県、神奈川県と続き埼玉県は6位のマイナス0.59%となっています。
社会増減率は、東京都がトップで1.03%増(2023年は0.68%)、2位は埼玉県で0.60%(2023年は0.47%)、以下、千葉県、大阪府、神奈川県、福岡県と続きます。
15歳未満人口の割合が75歳以上人口の割合を上回るのは沖縄県のみで、15歳未満15.8%に対し、75歳以上11.7%となっています。
東京都は10.5%と13.2%、埼玉県は11.1%と15.9%となっています。
埼玉県の15歳未満人口11.1%は、首都圏ではもっとも高い率で、子育て人口が多いことがわかります。
埼玉県の人口は733万2000人で、2024年は4年ぶりの増加となっています。
東京都は、前の年より9万2000人、率にして0.66%増えて、1417万8000人となり、3年連続の増加。
神奈川県は0.05%減って922万5000人、千葉県は0.08%減って625万1000人でしたが、首都圏の1都3県の人口は全国の29.9%を占め、過去最高となり、人口の一極集中がさらに進行しています。

最新の人口統計で、人口増の都道府県は2つ、東京都ともう1県は!? | |
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