酒津のトンドウ |鳥取市

1月15日に近い土・日曜、鳥取市気高町の酒津港で『酒津のトンドウ』(さけのつのとんどう)が行なわれます。正月の神送りと、一年の幸福の保証を得ようとする儀礼が合わさったもので、「酒津のトンドウ」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。

日曜日の深夜に火入れが行なわれる

酒津のトンドウ
酒津のトンドウ

中心に高さ4~5mの松を立て、周囲に12ヶ月を意味する12本の孟宗竹を立てかけ(閏年は13本とする)、頂部には扇と鯛を取り付け、注連縄飾りをぐるぐると巻きつけたものがトンドウ。
焼き代として作られる高さ4~5mの円錐形の造りもので、神を迎えるための忌屋の意味合いがあります。

このトンドウに地区民は三々五々、正月飾りを持ってきて取り付けます。
土曜の14:00頃~裸足でパンツ1枚となった男の子(小学1年~6年生)が自治会館を出発し、海草(モク)を振り回しながら、海水に浸かった後、トンドウの周りを3周し、各家々を「祓いたまえ、浄めたまえ」と唱えながら門付けしていきます。
これが「垢離取り」。

日曜の深夜1:00、子どもたちはトンドウの火入れの前触れをして回ります。
2:00、3:00、5:00区長によって火入れ。
この日に餅やミカンなどをあぶって食べると病気をしないと伝えられています。

酒津のトンドウ|鳥取市
開催日 1月15日に近い土・日曜
所在地 鳥取県鳥取市気高町酒津
場所 酒津の海岸
電車・バスで JR宝木駅から徒歩20分
ドライブで 鳥取自動車道鳥取西ICから約14km
駐車場 酒津漁港駐車場を利用
問い合わせ 鳥取市教育委員会気高町分室 TEL:0857-82-3158
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材・画像協力/鳥取県

 

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