江戸時代に「伊勢参りの禊(みそぎ)の三社参り」といわれ、関東以北の人が神宮(伊勢神宮)参拝の帰途に鹿島神宮、香取神宮、息栖神社(いきすじんじゃ)の東国三社を参拝する風習が生まれました。3社を地図上で結ぶとなぜか直角二等辺三角形が生まれることから、近年、パワースポットとして再注目されています。
鹿島神宮
所在地:茨城県鹿嶋市宮中2306-1
主祭神:武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)=東国の蝦夷(えみし)に対する平定神
創建:神武天皇元年(社伝)/大化5年(649年)に神郡として香島郡(鹿島郡)が成立
社格:式内社(名神大社)、常陸国一之宮/元旦に天皇が拝む四方拝の一社=東国随一の名社
香取神宮
所在地:千葉県香取市香取1697
主祭神:経津主大神(ふつぬしのおおかみ)=東国の蝦夷(えみし)に対する平定神
創建:神武天皇18年(社伝)/『常陸国風土記』(8世紀初頭成立)に「香取神子之社」と記載
社格:式内社(名神大社)、下総国一之宮/元旦に天皇が拝む四方拝の一社=鹿島神宮と対を成す東国随一の名社
息栖神社(いきすじんじゃ)
所在地:茨城県神栖市息栖2882
主祭神:久那戸神 (くなどのかみ)=鹿島神、香取神による葦原中国平定(あしはらのなかつくにへいてい/東国平定)において、東国へ先導した神様
創建:第15代応神天皇の代(社伝)/大同2年(807年)、藤原内麻呂によって現在地に遷座
社格:『日本三代実録』(『六国史』のひとつ)に記載のある国史見在社(こくしげんざいしゃ)
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