藤村忌(長野県小諸市)

小諸ゆかりの文豪・島崎藤村(しまざきとうそん)は、昭和18年8月22日没。
命日にあたる8月22日に、藤村文学の愛好者らが藤村記念館前に集い、花や歌を捧げて、その遺徳を偲んでいます。

藤村の転機となった「小諸時代」を偲び藤村ファンが集まる!

筑摩県第八大区五小区馬籠村(長野県を経て現在は岐阜県中津川市馬籠)に生まれた島崎藤村は、明治14年、上京して泰明小学校に通います。明治学院普通部本科(明治学院高校の前身)を卒業後、20歳の時、明治女学校高等科英語科教師に。

明治32年、 木村熊二が開いた私塾「小諸義塾」の英語教師として長野県小諸町(現・小諸市)に赴任し、以後6年過ごします。
この藤村の小諸での生活は、北海道函館区(現函館市)出身の秦冬子と結婚し、翌年には長女・みどりが誕生、さらに写生文『千曲川のスケッチ』を記し、「情人と別るるがごとく」詩との決別を図っています。藤村にとっては一大転機となったことから、「小諸時代」と呼ばれています。

藤村が教師を務めた時代の小諸義塾は、 小諸駅南(現在跡地の碑が立っています)にありました。
また往時の小諸義塾の建物は「小諸市立小諸義塾記念館」として移築復元されています。

小諸義塾の塾長・木村熊二の書斎で、藤村らと語り合った「水明楼」は、島崎藤村ゆかりの宿「中棚荘」によって往時のままに管理されています。

水明楼(外観)
藤村ゆかりの宿「中棚荘」の玄関から見上げた「水明楼」

藤村忌が行なわれるのは、懐古園(小諸城址)内の藤村記念館前。
参加の場合は、懐古園に入園する必要があります。
懐古園内の水の手展望台には「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子(いうし)悲しむ」で知られる『千曲川旅情の歌』詩碑も立っています。

島崎藤村像
藤村記念館前に立つ島崎藤村像。地元・小諸の彫刻家・内堀功氏の作品

小諸に泊まって藤村忌に参加するなら島崎藤村ゆかりの宿中棚荘がおすすめです!
 

藤村忌 DATA

開催日 毎年8月22日
開催時間 9:30~11:00
料金 懐古園散策券として大人300円、中学生以下100円
懐古園、徴古園、藤村記念館、小山敬三美術館、小諸義塾記念館と共通券は大人500円、中学生以下200円
所在地 長野県小諸市丁315
場所 小諸市立藤村記念館(懐古園内)
電車・バスで JR・しなの鉄道小諸駅から徒歩5分
ドライブで 上信越自動車道小諸ICから約3km(7分)で懐古園駐車場
駐車場 213台(懐古園駐車場)/有料
問い合わせ 小諸市立藤村記念館TEL:0267-22-1130/FAX:0267-22-1130
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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