豊橋祇園祭|豊橋市|2025

豊橋祇園祭

2025年7月18日(金)~7月20日(日)、愛知県豊橋市で『豊橋祇園祭』が行なわれます。江戸時代から東海道の名祭として全国にその名をうたわれた『天王祭』(『三州吉田の花火祭り』)。その伝統を受け継ぐのが『豊橋祇園祭』で、手筒花火はこの豊橋が発祥といわれています。期間中には神輿渡御、注目の奉納花火などが行なわれます。

手筒花火発祥の地で、花火を見物!

吉田城内にあった牛頭天王祠(現・吉田神社)の『天王祭』(旧暦6月15日)の前夜祭には放花炮(はなび)と呼ばれた立物花火(たてものはなび=三河地方に伝わる伝統的な絵の仕掛花火)も奉納されていました。

吉田の『天王祭』は街道の名物で、嘉永2年(1849年)~嘉永5年(1852年)に刊行された歌川広重の『東海道』(通称『隷書東海道』)でも「六月十五日天王祭」が描かれています。



7月18日(金)/宵祭=16:00~大筒台練込、18:30~神前花火奉納(手筒・大筒・乱玉/吉田神社)
7月19日(土)/前夜祭=打ち上げ花火18:00~(豊川河畔)
7月20日(日)/17:00~神輿渡御(吉田神社出発)、頼朝行列・饅頭配り・笹踊り

金曜の宵祭では、450年の伝統を誇る手筒花火、大筒花火、乱玉花火が吉田神社境内で、土曜の前夜祭では、元祖千賀流打上花火、仕掛花火、銀滝、金魚、スターマインが吉田城跡と豊川親水緑道公園を中心に豊川河畔で1万2000発が打ち上げられます(観覧は豊橋公園から)。

三河手筒花火発祥の地・吉田神社と徳川家康

吉田神社は、三河手筒花火発祥の地。
手筒花火の発祥に関しては諸説ありますが、永禄3年(1560年)に今川家の吉田城代、大原肥前守が吉田城内にあった牛頭天王祠へ手筒花火を奉納したことに始まるとされています。

徳川家康は早くから火薬の威力を認め、江戸幕府を開いてからは、火薬の製造や貯蔵を禁じ、故郷の三河のみに製造を許したのです。
三河の花火は、家康の編成した鉄砲隊が、火薬の取扱いを子孫に伝授し、祭礼用の献上花火として打ち上げるようになったのが始まりといわれています。

豊橋祇園祭
歌川広重『隷書東海道』吉田「六月十五日天王祭」
豊橋祇園祭|豊橋市|2025
開催日時 2025年7月18日(金)~7月20日(日)
所在地 愛知県豊橋市関屋町2
場所 吉田神社境内・豊川河畔
関連HP 豊橋祇園祭公式ホームページ
電車・バスで JR豊橋駅から徒歩20分。または、豊橋鉄道東田本線電停札木・市役所前から徒歩7分
ドライブで 東名高速道路豊川ICから約10km
問い合わせ 豊橋祇園祭奉賛会事務局 TEL:0532-53-5528
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
炎の祭典

第29回炎の祭典|豊橋市|2024

2024年11月2日(土)17:30〜19:00、愛知県豊橋市の豊橋公園内豊橋球場特設会場で『第29回炎の祭典』が行なわれます。東三河発祥の手筒花火をメインに繰り広げられる花火の祭典。豊橋市制90周年記念事業として始まったイベントで、10m

日本三大花火とは!?

『日本三大花火大会』は、『全国花火競技大会』(大仙市)、『土浦全国花火競技大会』(土浦市)、『長岡まつり大花火大会』(長岡市)ですが、『日本三大花火』は、江戸時代に国内で有名で大規模な花火大会を3つ選んだもの。常陸国(茨城県)・水戸の花火、

 

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