立山黒部アルペンルートは、立山の主峰・雄山直下を走る抜ける「立山トンネルトロリーバス」を2024年11月30日(土)をもって運行を終了すると発表。最終便(室堂15:00発)は事前募集の抽選(200名)による完全予約制として運行されますが、この最終運転で、日本からはトロリーバスが消えることに。
トロリーバスは2024年12月1日廃止(最終運行11月30日)
架線(架空電車線)から取った電気を動力として走るバスがトロリーバス(trolleybus)で、屋根の上から架線にトロリーポール(trolley pole)を伸ばして集電、モーターで動くのでクリーンな乗り物です。
かつては国内に京都市電気局(現在の京都市交通局)、名古屋市交通局、東京都交通局、横浜市交通局、川崎市交通局、大阪市交通局などの都市公営交通にも使われていましたが、横浜市営トロリーバスが1972年4月1日に廃止され、都会からは姿を消しています。
代わって立山黒部アルペンルートの関電トンネル(長野県大町市〜富山県立山町)で、1964年8月1日開業しましたが、電気バスへの置き換えで、2018年12月1日廃止(最終運行は11月30日)。
現行唯一のトロリーバスとなる立山トンネルトロリーバス(立山黒部貫光)の室堂駅〜大観峰駅(3.7km)は、ディーゼルバスからの転換で1996年4月23日開業。
こちらも、2025年のシーズンからは電気バスへの転換が決まっていて、2024年12月1日廃止(最終運行11月30日)となっています。
トロリーバスは、無軌条電車線という鉄道法の事業のため、室堂ターミナルは、「日本最高所の駅」ということになっていました。
11月は乗り納めとなりますが、立山黒部アルペンルートでは室堂平までの立山高原バスが積雪で運休となることもあり得るので、確実にトロリーバスに乗りたい場合は大町側(長野県側)からのアプローチを推奨しています。
日本からトロリーバスが消える日、「立山トンネルトロリーバス」ラストラン! | |
開催日時 | 2024年11月30日(土) |
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