坂越の船祭り|赤穂市

坂越の船祭り

毎年10月第2日曜、兵庫県赤穂市の大避神社(おおさけじんじゃ)で『坂越の船祭り』(さこしのふなまつり)が行なわれます。大阪の天神祭、広島・宮島の管絃祭(かんげんさい)とともに「瀬戸内三大船祭り」にも数えられる勇壮な祭礼で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

赤穂の塩を全国に運んだ塩廻船の拠点・坂越の伝統行事

【赤穂市公式動画チャンネル-Channel AKO-】 坂越の船祭り

塩廻船の港として栄えた坂越の伝統行事で、航海安全を司る大避神社で祭典が行なわれた後、浜辺までの参道を獅子舞を露払いに、氏子を代表する「頭人」(とうにん)、神輿(みこし)が練り歩き、国の天然記念物の生島御旅所までの船渡御が行なわれます。

神輿はバタ板を使って船に移し替えますが、船へ渡す場を賑やかす「バタかけ」も人気の行事。
手漕ぎの和船「櫂伝馬(かいてんま)」が先導し、神輿船、獅子船、頭人船、楽船、警固船、歌船などの和船十数艘が大規模な船行列を組んで、湾内を巡航した後、湾口にある普段は立ち入り禁止の生島(いきしま)の御旅所に入ります。
御旅所での儀式を経て、日没後、提灯に灯を点し、各船が還幸する風景は、幻想的な美しさとして知られています。

坂越は、赤穂の塩を全国へ運んだ塩廻船の基地で、赤穂藩内の各地で作られた塩はいったん坂越浦に集められ、塩廻船で江戸に運ばれ、西廻り航路では北前船に乗って日本海側の各地へと運ばれました。
湾口に浮かぶ生島が大きな防波堤の役割だったことから、神聖視されたともいえるでしょう。
大避神社の祭神は渡来人・秦氏族長で聖徳太子に強い影響を与えたという秦河勝(はたのかわかつ)。
生島には秦河勝の墳墓があるとされ、神域として人の立ち入りが厳しく禁じられています。

『坂越の船祭り』は、日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」、塩作りの歴史文化「『日本第一』の塩を産したまち 播州赤穂」の構成資産にもなっています。

坂越の船祭り
生島の御旅所
坂越の船祭り|赤穂市
開催日時 毎年10月第2日曜
所在地 兵庫県赤穂市坂越1299
場所 大避神社
関連HP 赤穂市公式ホームページ
ドライブで 山陽自動車道赤穂ICから約8.5km
問い合わせ 大避神社 TEL:0791-48-8136
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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