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阿波史跡公園

阿波史跡公園

徳島市の国府町は、多くの文化財や歴史文化遺産があるエリア。西日本最大級の縄文後期の集落跡である矢野遺跡は、徳島南環状道路(国道192号)の建設途中に発掘調査が行なわれましたが、その西側に広がる阿波史跡公園内にも多くの古墳があります。公園内には竪穴住居、高床倉庫が復元されています。総面積は45.2haと広大。

古代の阿波国国府近くに整備の史跡公園を訪ねよう

古代の邑に復元の竪穴住居
弥生時代の高床倉庫を復元

阿波史跡公園内には、矢野古墳(古墳時代後期の円墳)、宮谷古墳(全長37.5m、古墳時代初期につくられた徳島県でも最古級の前方後円墳で三角縁神獣鏡が出土)などの古墳、八倉比売神社(杉尾山自体を神体とする古社で社殿裏手には五角形の磐座=いわくらがあります)、天の真名井(大泉神社)など歴史文化遺産が豊富に残されています。

園内は歴史文化ゾーン(1.5ha/阿波徳島の歴史文化と体験・学習をする場)、古代生活ゾーン(4ha/古代生活の体験の場)、史跡の森ゾーン(23ha/史跡などを探し歩く場)、自然体験ゾーン(16.7ha/自然観察・自然体験する場)に分かれ、歴史文化ゾーンには徳島市立考古資料館(入館無料)も建っています。

古代生活ゾーンには竪穴住居3軒、高床倉庫1棟などの古代(弥生時代)の邑(むら)を復元。
史跡の森ゾーンには矢野古墳、宮谷古墳などの古墳、また、八倉比売神社、真名井、矢野遺跡など歴史文化遺産があります。

ちなみに駐車場があるのは古代生活ゾーンの古代の邑の入口です。

周辺には、阿波国分寺(徳島市国府町矢野)、阿波国分尼寺跡(名西郡石井町石井尼寺)、阿波国の総社だった可能性のある大御和神社(徳島市国府町府中)などがあり、古代に阿波国の国府があったことがわかっています。
四国八十八箇所霊場の第十六番札所観音寺が古代の国庁(政庁)の場所ではないかと推測されていますが、いまだその遺構は発見されていません。

阿波史跡公園
名称 阿波史跡公園/あわしせきこうえん
所在地 徳島県徳島市国府町西矢野
関連HP 徳島市公式ホームページ
電車・バスで JR府中(こう)駅から徒歩37分
ドライブで 徳島自動車道藍住ICから約13km。または、徳島ICから約14.5km
駐車場 40台/無料
問い合わせ 徳島市公園緑地課 TEL:088-621-5295/FAX:088-655-4999
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

阿波国分尼寺跡

2018年11月18日

 

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