富山県婦負郡細入村片掛(現・富山市片掛)にあった商家を、立山町芦峅寺(あしくらじ)にある富山県立立山博物館のまんだら遊苑に移築したものが旧嶋家住宅。片掛地区は飛騨街道筋にある集落。富山県に現存する古民家のうち山地街道筋の民家の典型例として重要な家屋で、国の重要文化財に指定されています。内部の見学も可能。
国の重要文化財に指定される飛騨街道の古民家
切妻造り、板葺きの石置屋根で、壁は土壁。
出入口の板戸二枚に障子が設けてあるなど、街道筋の建物らしく町家風の特色があり、正確な築年数はわかりませんが、18世紀末の築だと推測されています。
内部に入ると広い土間があり、右手に板の間の「かって」と「広間」が続いています。
平成21年の映画『劔岳点の記』のロケにも使われています。
ちなみに、片掛は、旧飛騨街道の峠下の宿場町として発展した集落で、鰤、塩、米などを運ぶ越飛交易の牛役を納入する牛方の村にもなっていました。
名称 | 旧嶋家住宅/きゅうしまけじゅうたく |
所在地 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺93-17 |
関連HP | 立山博物館公式ホームページ |
ドライブで | 北陸自動車道流杉スマートICから約20km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 立山博物館 TEL:076-481-1216/FAX:076-481-1144 |
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