長坂の大いぬくす(長坂のタブノキ)

長坂の大いぬくす(長坂のタブノキ)

棚田が広がる富山県氷見市長坂にある樹高約12m、目通り幹周り約6.9mのイヌクス(タブノキ)の巨木が長坂の大いぬくす。推定樹齢は500年。近くには「日本の棚田百選」に選定される長坂の棚田もありますが、江戸時代に開かれた棚田の御神木にもなっていました。

富山県下最大のタブノキ

大伴家持(おおとものやかもち)が「磯の上の都万麻(つまま)を見れば根をはえて 年深からし神さびにけり」(『万葉集』19巻-4159)と歌った都万麻。
鴻巣盛広『北陸萬葉集古蹟研究』などにより大伴家持の歌った都万麻(つまま)はタブノキと推測されています。
タブノキは、照葉樹林の代表的樹種。
地元の人は長坂の大いぬくすを諏訪の大神として祀り、産土神(うぶすながみ=土着の神様)として尊崇してきました。
富山県の天然記念物に指定されています。

名称 長坂の大いぬくす(長坂のタブノキ)/ながさかのおおいぬくす(ながさかのたぶのき)
所在地 富山県氷見市長坂前田598
関連HP 氷見市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR氷見線氷見駅からタクシーで20分
ドライブで 能越自動車道灘浦ICから約3.5km
駐車場 1台/無料
問い合わせ 氷見市商工観光課 TEL:0766-74-8106
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
長坂の棚田

長坂の棚田

農林水産省の「日本の棚田百選」に選定された氷見市長坂にある棚田が長坂の棚田。平成11年度から棚田オーナー制度が導入され、氷見市棚田保全推進会議を中心に、地元農家の長坂椿衆、姫椿衆、そして参加のボランティアにより立山連峰を望む美しい棚田の保全

 

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