富山県黒部市宇奈月町、トロッコ列車として知られる黒部峡谷鉄道の黒薙駅(くろなぎえき)から徒歩20分、黒部峡谷の谷間に湧く温泉が、黒薙温泉です。宇奈月温泉はここから引湯しているというほど豊富な湧出量で、大露天風呂が有名な一軒宿「黒薙温泉旅館」があります。
黒部峡谷に湧く秘湯に入浴&宿泊
正保2年(1645年)、音沢村(現・黒部市宇奈月町音沢)の太郎左衛門が、黒部川の支流黒薙川の畔で温泉の湧出を発見し、慶応4年5月6日(1868年6月25日)に開湯したというのが秘湯・黒薙温泉。
江戸時代は、加賀藩の奥山廻り(国境警備と森林保全のパトロール役)が警護し、立ち入りが禁じられていた地域です。
まさに深山幽谷の「隠れ湯」で、黒部川の電源開発用の鉄道敷設で昭和2年、後曳駅(現・黒薙駅)が開業、ようやく一般に利用され始めました(ただし黒薙駅の旅客利用は昭和28年から)。
現在も黒部峡谷鉄道の開通期間のみの営業で(例年4月下旬〜11月下旬)、混浴大露天風呂「源泉(いずみ)」は、水着・バスタオル着用可能。
女性専用露天風呂「天女の湯」も用意されています。
部屋にテレビもなく、川の音が大きく響く、まさに黒部の秘湯です。
その環境を十分に理解して、利用を。
黒薙温泉 | |
名称 | 黒薙温泉/くろなぎおんせん |
所在地 | 富山県黒部市宇奈月町黒薙 |
関連HP | 黒薙温泉旅館公式ホームページ |
電車・バスで | 黒部峡谷鉄道黒薙駅から徒歩20分 |
ドライブで | 北陸自動車道黒部ICから約14kmで宇奈月駅、黒部峡谷鉄道トロッコ電車を利用 |
駐車場 | 宇奈月駅前駐車場(350台/有料) |
問い合わせ | 黒薙温泉旅館 TEL:0765-62-1802 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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