日本三大うどんに関しては、うどんの生産量、消費量からすると異論、反論もありそうですが、秋田県の稲庭うどん、群馬県の水沢うどん、そして香川県の讃岐うどんです。とくに香川県はうどん県を自負するだけあって、購入・外食ともに1世帯当たり年間支出金額は国内1位です。
稲庭うどん|秋田県



●定義:秋田県湯沢市稲庭町が発祥の、手延べ製法による干しうどん
●特徴:製法としては、うどんというより、そうめんに近い平打ちの麺で、打ち粉にデンプンを使用
●歴史:江戸時代初期、出羽国雄勝郡稲庭村小沢(現・秋田県湯沢市稲庭町小沢)の佐藤市兵衛が創始しますが、後に廃絶
寛文5年 (1665年)創業の佐藤吉左エ門(さとうきちざえもん)が元禄3年 (1690年)、秋田藩主の御用達となり、他藩主への贈答品に使われるように
文政12年(1829年)、佐藤吉左エ門以外に稲庭干饂飩の名称の使用を禁止
万延元年(1860年)、2代目佐藤養助(養子=佐藤吉左エ門の四男)が佐藤家に伝わる一子相伝の製造方法を製法断絶防止のため干温飩製造業を創業、これが現在の「佐藤養助商店」の始まりです
その佐藤家が一子相伝で伝えた技は、昭和47年に公開され、平成13年には秋田県稲庭うどん協同組合が発足するほどに発展しています
●名店からの取り寄せ:「練る・綯う・延ばす」すべて職人が担うという「佐藤養助商店」が有名、稲庭うどんの歴史と伝統、その技を今に伝えています
水沢うどん|群馬県



●定義:小麦を妙義山中からの清冽な水と、塩だけで丹念に鍛えられた麺で、水沢寺(水澤寺)の門前の名物
●特徴:麺は細めでコシと弾力があり、透明感のある艶と、つるつるとした喉ごし
ざるうどんで味わうのが一般的
●歴史:伝承では、飛鳥時代、水沢寺の創建に尽力した高麗からの渡来僧がうどんの製法を伝授
天正4年(1576年)頃に湯治客や参拝者に地元産の小麦と水沢の湧水で打ったうどんを提供
●名店からの取り寄せ:水沢寺門前「水沢うどん街道」に2店舗を構える「大澤屋」は、生うどんをはじめ、長期保存を可能にした謹製うどん、半生うどん、季節限定品などを発送
讃岐うどん|香川県



●定義:香川県内で製造された、手打ち、または手打式のものの総称で、小麦粉重量に対し40%以上の加水、小麦粉重量に対し3%以上の食塩を使用し、2時間以上熟成させたもの
●特徴:手打ち式製法によるコシが強いのが基本ですが、県内製造であれば柔らかなうどんでもOKとなります
イリコ(煮干し)と北海道産の昆布でとった出汁(だし)が基本で、つけ汁には濃口醤油、かけ汁には薄口醤油使用が一般的
シンプルな「かけうどん」、人気の「釜玉うどん」、甘い肉がクセになる「肉うどん」などのバリエーションがあります
●歴史:江戸時代から二毛作が盛んになり、小麦の栽培がスタート、さらに瀬戸内海気候を活かした製塩、特産の醤油醸造もあって、名物のうどんが誕生(現在は地粉は希少で、大部分はオーストラリア産)
とくに金毘羅大権現の参詣者の名物として、旅籠の1階で提供していました
高度成長時代に「セルフうどん」が誕生
●名店からの取り寄せ:明治37年創業の石丸製麺は、工場直送の讃岐うどんを味わうことができます
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