【冬の絶景】（8）東京ゲートブリッジ「冬富士遥拝」

東京から眺める富士山は、広重の浮世絵にも描かれる定番の絶景。都心部にある富士見坂と名の付いた坂道からも富士山を絶景は失われています。そんな東京で、昔ながらの絶景が得られるのが東京港。とくに空気の澄んだ冬場、東京ゲートブリッジ越しに眺める「冬富士遥拝」は、まさに冬の絶景です。

2月下旬にはダイヤモンド富士も期待できる

恐竜が向かい合っているような特異な形状をしている事から恐竜橋とも称されるのが、東京ゲートブリッジ。
全長2618mとレインボーブリッジの3倍以上の長さを誇る東京ゲートブリッジを前景に、かなたに富士を望むというアングルですが、日没後（マジックアワー）はシルエットで富士山が浮かび上がります。

東京ゲートブリッジと富士山の位置がもっともいいアングルとなるのは、若洲海浜公園お先端部（西岸の南端／東京都江東区若洲3丁目）。
釣り人に混ざって、三脚を立てるカメラマンがいるのですぐわかります。

2月下旬（2月18日〜19日頃）と10月下旬（10月23日〜24日頃）には富士山頂に太陽が沈むダイヤモンド富士も期待できます。

東京ゲートブリッジ

東京港の入口、中央防波堤外側埋立地（海の森公園）と若洲地区（若洲海浜公園）を結ぶ海上橋が東京ゲートブリッジ。東京港のクルーズ船も通る東京港第三航路（東京東航路）を跨ぎ、平成24年2月12日に開通。東京港臨海道路の一部で、海上部分は1618m

若洲海浜公園・江東区立若洲公園

東京都江東区若洲3丁目、東京港に架る東京ゲートブリッジの北詰めにある東京港海上公園が、都立の若洲海浜公園。海に囲まれた広大な敷地にゴルフ場、展望台、ヨット訓練所、海釣り施設、キャンプ場などを備えた、大規模な都立の海浜公園で、江東区立若洲公園