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土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム

下関市豊北町、神田岬の砂丘地帯にある弥生時代の墓地遺跡が、土井ヶ浜遺跡。今から二千数百年前の弥生人の集団墓地であったと考えられ、約300体の人骨が出土、石棺や副葬品なども多く、日本人の起源や現代人の成り立ちを探る貴重な遺跡となっています。そのガイダンス施設が「土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム」です。

日本人のルーツを探る上で貴重な考古学資料を展示解説

国の史跡となった土井ヶ浜遺跡を中心に、一帯は「土井ヶ浜弥生パーク」として整備され、ビジターセンターである「人類学ミュージアム」では遺跡の全容を紹介するほか、日本人のルーツを探る日本で唯一の人類学専門の博物館になっています。

発見時の様子を再現する「土井ヶ浜ドーム」には約80体の人骨が眠っていますが、顔を西、つまり海岸に向けているのが特徴のひとつ。
埋葬されているのは縄文人的特徴をもたない渡来人(弥生人)とされています。

DNAの解析では土井ヶ浜で発掘された人骨は中国大陸南部からやって来た渡来人という可能性が高いのだとか。
それゆえに「渡来系弥生人」とも呼ばれています。
渡来系弥生人が縄文人とともに共生し、稲作を教え、やがて種族の交わりも生まれ・・・。
土井ヶ浜遺跡の研究から、弥生時代、縄文時代がようやく鮮明になってきました。

出土人骨80体の発掘状況を再現した「土井ヶ浜ドーム」
古代ハスといわれる大賀ハスを植栽したハス池も
土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム
名称 土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム/どいがはまいせき・じんるいがくみゅーあむ
所在地 山口県下関市豊北町神田上891-8
関連HP 土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム公式ホームページ
電車・バスで JR長門二見駅からブルーライン交通バス肥中行きで15分、土井ヶ浜下車、徒歩1分
ドライブで 中国自動車道美祢ICから約47km
駐車場 200台/無料
問い合わせ 土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム TEL:083-788-1841/FAX:083-788-1843
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

土井ヶ浜遺跡

2018年10月12日

 

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