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長府藩侍屋敷長屋

長府藩侍屋敷長屋

山口県下関市長府侍町にある上級武士の門に付属した長屋の遺構が長府藩侍屋敷長屋。長州藩の支藩・長府藩の家老職で、藩主の警護を務める馬廻役・220石の西家の本門に付属する長屋で、中間が暮らし、供待が西家を訪問した主人を待った場所で、往時の場所から北に500mの場所に移設保存されています。

家臣が主人を待った供待の部屋などが現存

建築年代は不詳ですが、建物の規模、中間部屋格子窓(ちゅうげんべやこうしまど/中間=武士に仕えて雑務に従った者)の形態から身分階級による屋敷の造りを厳格化するため天保14年(1843年)に「御家中家作之定」(家老から足軽、さらには「苗字無之者」まで各階層ごとに細かく屋敷の造作を規制)が出された前後だと推測できます。

入母屋造り桟瓦葺きで、屋根に反りをつけるという社寺建築の手法が取り入れられています。
供待(ともまち=主人の訪問した家の門口で、その帰りを待つこと)に使われた4畳、8畳の部屋や土間は往時のままで、藩政時代の上級武士の長屋建築の遺構として貴重なもの。

側を流れる壇具川 (だんぐがわ)は、清流に錦鯉が泳ぎ、アヒルが遊び、初夏にはホタルが舞う川です。

長府藩侍屋敷長屋
名称 長府藩侍屋敷長屋/ちょうふはんさむらいやきしながや
所在地 山口県下関市長府侍町1-1-1
関連HP 下関長府観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR下関駅からサンデン交通バス新下関駅方面行きで15分、城下町長府下車、徒歩5分
ドライブで 中国自動車道下関ICから約7kmで長府観光会館駐車場。駐車場から徒歩5分
駐車場 長府観光会館駐車場(20台/無料)
問い合わせ 長府藩侍屋敷長屋 TEL:083-231-1350
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

長府毛利邸

山口県下関市長府、長州藩の支藩だった長府毛利藩の最後の藩主だった長府毛利家14代当主・毛利元敏(もうりもととし)が明治31年に着工し、明治36年6月2日に完成した邸宅が長府毛利邸。明治35年には明治天皇も宿泊した邸宅は、現在、下関の管理とな

菅家長屋門

山口県下関市長府、美しい土塀が続く古江小路(ふるえしょうじ)に現存する長屋門が菅家長屋門(かんけながやもん)。古江小路一帯は藩政時代に上級武士の屋敷が並んでいましたが、菅家も長府藩初代藩主・毛利秀元(もうりひでもと)が京から招き侍医(じい)

 

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