山﨑八幡宮『秋季例大祭』|周南市|2024

山﨑八幡宮『秋季例大祭』

2024年9月28日(土)〜9月29日(日)、山口県周南市の山﨑八幡宮で『秋季例大祭』が齋行。豊作を祈願して始められた祭りで、山車を坂から突き落とす本山神事(ほんやましんじ)が有名。収穫の秋を前に稲穂を狙った鳥害や自然の災害を防ぎ、豊作と氏子の繁栄を祈願するための予祝神事で、夜店も出店。

巨大な山車(本山)が坂を落下

本山神事は、元禄15年(1702年)、徳山藩主・毛利元次(もうりもとつぐ)が、不作が続いたことを機に、五穀豊穣を祈念して馬場を新設するとともに、その年の秋祭りから本山、爺山、婆山を奉納したことに始まります。

重さ2tもの山車は、釘1本使わず葛(かずら)で縛り組み立てます。
地区内の倉庫に保管され毎年同じ物を使用し、組み立てられ、クスデを持つ爺人形と竹箒(たけぼうき)を手にする婆人形を飾り付けます。

9月28日17:00〜が前夜祭、9月29日が本祭です。
9月29日19:00〜が御神幸式、本山引上げ、本山神事となります。
坂の上で、獅子による舞と祝詞の神事が4回行なわれた後、本山を一気に突き落とします。

大きな本山が音を立て落下し、迫力坂の下部の止め板に激突。
衝突すると同時に若者が御神松と御幣めがけて本山によじ登って奪い合います。
落下した本山の正面が向いた方角の地区が豊作となり、御幣を取った者やその家族、その地区が豊作や良いことがあるとされています。

両日にわたって秋季例大祭限定御朱印も頒布。

山﨑八幡宮の創建は奈良時代と伝わる古社で、平安時代の神仏習合時代には、真言宗の荘宮寺と習合し、庄寺八幡宮と呼ばれていました。
江戸時代には、徳山藩主の祈願所として繁栄しました。

山﨑八幡宮『秋季例大祭』|周南市|2024
開催日時 2024年9月28日(土)〜9月29日(日)、毎年9月第4土・日曜
所在地 山口県周南市宮の前1-9-10
場所 山﨑八幡宮
関連HP 山﨑八幡宮公式ホームページ
電車・バスで JR新南陽駅から徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道徳山東ICから約10km
問い合わせ 山﨑八幡宮 TEL:0834-62-2410/FAX:0834-64-1299
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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