山形で親しまれているソウルフードが、どんどん焼き。天童市にあるどんどん焼き いわいは、その人気店のひとつ。どんどん焼きは、江戸時代に発祥し、三河、江戸などで食された文字焼き(もんじゃ焼き)の派生したもの。東京でも昭和初期には「どんどん焼き」が人気を博していました。
山形のソールフード、どんどん焼きを味わおう
作家・池波正太郎は、浅草で暮らした子供時代に「どんどん焼き」をよく食べたと記していますが、今では東京でその名を見ることは稀。
屋台が「どんどん」と太鼓を鳴らして売ることが「どんどん焼き」の由来ともいわれますが、山形でも昭和10年代(昭和13年頃)に、東京で修行した大場亀吉が屋台でスタートしたのが始まり。
持ち運びが便利なように、薄く焼いた生地を割り箸に巻いた独自のスタイルを考案したのも大場亀吉です。
今では、玉こんにゃく、芋煮に並ぶ第3のソウルフードと呼ばれるまでに成長しています。
小麦粉をクレープ状に伸ばし、割り箸を使って棒状にするものですが、当初は割り箸1本でくるりと巻いていましたが、それには技術がいるため、今では2本の箸を使うことも多いのだとか。
どんどん焼き いわいの生地は、国産小麦粉と水だけ。
これに海苔、青海苔、魚肉ソーセージなどの具材をのせ、焼き上がったところでくるくる巻いてロール状に。
注文してから焼き始めるので、熱々を食することができます(イートインスペースも用意)。
定番のソース味以外に、しょうゆ、玉子、明太マヨネーズ、ピザ、ビビンバなども用意されています。
常連の話では「洋風もなかなかいける」、「天童では、どんどん焼きをごはんのおかずとして食べることもある」とのこと。
ほかに、お好み焼き、焼きそば、クレープなどもあり、メニューは豊富です。
どんどん焼き いわい | |
名称 | どんどん焼き いわい/どんどやき いわい |
所在地 | 山形県天童市一日町1-13-25 |
関連HP | どんどん焼き いわい公式ホームページ |
電車・バスで | JR天童南駅から徒歩15分。JR天童駅から徒歩20分 |
ドライブで | 東北中央自動車道天童ICから約4.8km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | どんどん焼き いわい TEL:023-651-8138 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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