山形県西置賜郡飯豊町、最上川上流、置賜白川の左岸に広がる飯豊散居集落(田園散居集落)を眺望する展望台が、ホトケヤマ散居集落展望台。飯豊町豊原地区の1200haという広大な田園地帯には、屋敷林に囲まれた民家が点在。田植えが終わる6月初旬頃には絶景となり、近年、注目度を増しています。
飯豊散居集落(田園散居集落)を一望に
広大な耕地の中に民家が散らばって点在する集落形態が散居村(散村とも)。
富山県の砺波平野(となみへいや)の散居村が有名ですが、黒部川の扇状地、奥州市胆沢区散居村、出雲平野など、日本各地に散居村はあり、そのひとつが飯豊町の飯豊散居集落(田園散居集落)。
集落があるのは、飯豊町中(なか)地区と萩生(はぎゅう)地区。
敷林が家を囲むのは、冬期の風雪から住居を守るために考え出された知恵です。
江戸時代には両地区で5000石ほどの石高を誇った場所。
平成5年「第1回美しい日本のむら景観コンテスト」最高賞の農林水産大臣賞、平成7年「第10回農村アメニティ・コンクール」最優秀賞を受賞したのが飯豊散居集落(田園散居集落)。
その飯豊散居集落(田園散居集落)を一望にする展望台は2ヶ所あり、そのひとつが天養寺観音堂(置賜三十三観音の4番札所・中村観音)近くのホトケヤマ散居集落展望台(もう1ヶ所はどんでん平ゆり園展望台)。
ワイドな眺望が広がるのは、ホトケヤマ散居集落展望台です。
天養寺観音堂の横がホトケヤマ散居集落展望台への入口で、専用駐車場から専用登山道を徒歩10分。
ちなみに、山形県の飯豊町、北海道岩見沢市、岩手県奥州市、富山県入善町、小矢部市、砺波市、高岡市、島根県斐川町の全国8市町で「全国散居村連絡協議会」を設立し、『全国散居村サミット』が開催されています。
ホトケヤマ散居集落展望台 | |
名称 | ホトケヤマ散居集落展望台/ほとけやまさんきょしゅうらくてんぼうだい |
所在地 | 山形県西置賜郡飯豊町中1956 |
関連HP | 飯豊町公式ホームページ |
電車・バスで | JR羽前椿駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 東北自動車道福島飯坂ICから約70km |
駐車場 | あり |
問い合わせ | 飯豊町商工観光課 TEL:0238-72-2111 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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