2024年8月15日(木)16:30~20:30、愛知県西尾市の矢作川(やはぎがわ)米津橋下流で『第76回米津の川まつり』が開催。三河地震(昭和20年)による死者、矢作川での水難事故者、戦没者や水難者の霊を慰めるために始まった歴史あるもの。矢作川には読経が流れるなかで2000個の灯籠が流され、上空では3000発を超える花火が上がります。
矢作川で万灯と花火のコラボ
昭和20年1月13日の未明におきた三河地震は、三河湾を震源としたM6.8の大地震で、1961名もの死者を出していますが、戦時下で、国民の戦意を低下させないことなどを目的に、報道管制が敷かれ、その詳細は今も不明な部分があります。
当時は矢作川での水難事故者も数多く、震災や水難事故、さらには第二次世界大戦の戦没者の慰霊ということで、戦後間もない頃に始まったのが『米津の川まつり』の万灯流しです。
矢作川には大正時代まで舟運がありましたが(江戸時代には岡崎城への物資運搬にも使われ、米津から上流は徳川家康の命により開削)、川船の拠点となっていたのが米津です。
そんな米津の歴史を背景に、吉良町の宮崎漁港で上がる『吉良花火大会』が海の花火なのに対して、『米津の川まつり』は、矢作川の米津橋下流で打ち上げられる川の花火大会。
花火大会はスターマインがメインですが、万灯と花火の競演が楽しめます。
小雨決行、荒天・河川増水時は8月31日(土)に延期、さらに荒天の場合は9月7日(土)。
18:45~19:00開会式
19:00~19:15読経・焼香
19:00~20:30万灯流し
19:30~20:30花火の打ち上げ
万灯の当日販売もあります(米津郵便局で実施)。
矢作川の両岸(堤防沿い)だと間近に花火を体感できますが、米津橋南側から上流方向へ向かった道路沿いならゆっくりと見物できるとか。
八ツ面山展望台、稲荷山茶園公園、上塚橋周辺も比較的穴場の観賞スポットになっています。
『吉良花火大会』は2024年9月21日(土)開催予定。
第76回米津の川まつり|西尾市|2024 | |
開催日時 | 2024年8月15日(木)18:45~20:30、荒天・河川増水時は8月31日(土)に延期、さらに荒天の場合は9月7日(土) |
所在地 | 愛知県西尾市米津町 |
場所 | 矢作川米津橋下流 |
関連HP | 西尾・米津の川まつり 公式サイト |
電車・バスで | 名鉄西尾線米津駅から徒歩5分。桜町前駅から徒歩10分 |
ドライブで | 東名高速道路岡崎ICから約18km |
駐車場 | 臨時駐車場を利用 |
問い合わせ | 西尾市観光協会 TEL:0563-57-7882(平日のみ)/当日音声ガイダンス TEL:050-3665-9667(10:00〜20:00) |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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