2024年7月13日(土)、秋田県由利本荘市の天鷺城前広場、岩城亀田町内、亀田体育館で『第43回旧藩祭』が行なわれます。由利本荘市の無形文化財に指定される亀田大神楽や手踊りが町内を練り歩き、旧亀田藩の時代を偲ばせるイベントです。県内外からの招待芸能が披露されるほか、旧藩芸術文化交流展も同時開催。
旧亀田藩の藩政時代を偲ぶイベント
郷土芸能は、道川百姓踊り、亀田小唄、亀田手踊り(本宮は子供手踊り)、亀田大神楽。
招待芸能にじゃんがら念仏踊り(福島県いわき市)、なまはげ太鼓(男鹿市)、竿燈(秋田市竿燈会)が招かれる予定。
『旧藩芸術文化交流展』は、旧亀田藩が関係する3市(由利本荘市、秋田市、大仙市)から、造形・美術・文芸などが出品されます。
亀田藩と岩城家
亀田藩は、元和9年(1623年)、岩城吉隆(いわきよしたか=後に出羽久保田藩主・佐竹義宣の養子となり佐竹義隆を名乗る/出羽国久保田藩の第2代藩主)が信州の川中島(信濃国中村藩)から亀田に転封されて創始した藩。
岩城吉隆の父・岩城貞隆(伊達政宗の従兄弟)は、豊臣政権下では磐城平12万石の藩主で、関ヶ原合戦後に上杉景勝征伐に参加しなかった罪で所領を没収され、信濃国中村藩という小藩に転封。
亀田藩も近世的な城郭はなく亀田陣屋を政庁としていました。
明治維新に至るまで代々の藩主は岩城氏。
戊辰戦争では庄内藩に味方し、奥羽列藩同盟(幕府方)に付いていますが後に同盟を脱退し、新政府軍(奥羽鎮撫隊)に与して列藩同盟の庄内藩軍との戦い(秋田戦争)に参戦するなど小藩として苦しい立場となっています。
亀田地区には龍門寺や妙慶寺、熊野神社など、藩政時代の雰囲気を今に伝える多くの寺社が残されています。
第43回旧藩祭|由利本荘市|2024 | |
開催日時 | 2024年7月13日(土) |
所在地 | 秋田県由利本荘市岩城亀田亀田町亀田町92-2 |
場所 | 天鷺城前広場、岩城亀田町内、亀田体育館 |
関連HP | 由利本荘市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR羽後亀田駅からバスで8分 |
ドライブで | 日本海東北自動車道松ヶ崎亀田ICから約2.5km |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | 由利本荘市観光協会岩城支部・旧藩祭実行委員会事務局 TEL:0184-73-2014/FAX:0184-73-2131 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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